1. トップ
  2. 「どっちがいい?」子ども自身に選ばせることで満たされるもの/子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ

「どっちがいい?」子ども自身に選ばせることで満たされるもの/子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ

  • 2025.6.19

子どもに自分の気持ちが伝わらずにイライラモヤモヤ...。3歳児と2歳児を子育て中のマコさんとユウさんはそんな悩みを抱えていましたが、適切な言葉をかけることで、状況がいい方向に変化したそうで...。「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」のスペシャリストである島村華子先生が教える、子どもたちにいい変化をもたらす「言葉がけ」を綴った『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA)をお届けします。

※本記事は島村華子監修、てらいまき著の書籍『モンテッソーリ教育の研究者に学ぶ 子育てがぐっとラクになる「言葉がけ」のコツ』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。

登場人物

14374935.webp

マコ:根がまじめで、「自分はこれでいいのかな?」と不安になりながら、子育て中のお母さん。

14374937.webp

ユララ:マイペースで食いしん坊な2歳児。気の強さを感じて、ママのマコは心配。

14374938.webp

華子先生:島村華子先生。子どもに対する絶対的な尊敬・尊重を基盤にする「モンテッソーリ教育」「レッジョ・エミリア教育」についてくわしい児童発達学の研究者。上智大学卒業後、カナダのモンテッソーリ幼稚園での教員生活を経て、オックスフォード大学で博士号を取得(児童発達学)。現在はカナダの大学にて幼児教育の教員育成に携わる。

子どもが自分から服を着たくなる、言葉がけ。

14376423.webp
14376427.webp
14376428.webp
14376429.webp
14376430.webp
14376431.webp
14376432.webp
14376433.webp
14376434.webp
14376424.webp
14376425.webp
14376426.webp

華子先生のアドバイス:本人の自主性を尊重するのが大切

子どもも大人も、自分の行動を選び、決める自由があることで、満足感につながります。特に幼児期は、何でも自分でやりたい時期で、自己決定権への欲求が強いのが特徴です。モンテッソーリ教育では、「一人でできるように手伝って」という子どもからのメッセージを反映して、子どもの自主性をサポートする環境整備に重点を置いています。この時期に自己決定の機会が与えられることで、自分で自分のことができるようになり、自信がつきます。逆に、大人が先回りして選択肢や自由を奪うと、子どもは受動的になり、何をすべきか指示されるのを待つようになります。また、「どうせできないだろう」と大人がすべてをやってしまうと、子どもは親から信頼されていないと感じ、自分の能力を疑うようになってしまいます。


元記事で読む
の記事をもっとみる