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小学生でも分かる問題に挑戦!「6341−1997」→暗算できる?

  • 2025.7.20
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「引き算」は小学校の低学年で習います。

しかし、桁数が大きい引き算を暗算でしようとすると、間違えてしまうことはないですか。

そこでこの記事では、計算ミスを減らすために、引き算を簡単にするテクニックを紹介します。

やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
6341−1997

「四桁−四桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

まずは、自分自身で答えを出してみてください!

解説

今回の問題の答えは「4344」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)6341から2000を引く(6341−2000=4341)
(2)4341に3を足す(4341+3=4344)

元の計算は、「1997を引く」という計算でしたが、「2000を引く」「3を足す」という計算になりました。

同じ引き算でも「2000」というキリのいい数にしたことで、暗算しやすくなったでしょう。

そのあとの「3を足す」というのは、本来1997を引くところで2000を引いているので、引きすぎた3を戻しています。

このように、引く数が1000の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を引いてみましょう。そして、そのあと引きすぎた分を足して調整します。

すると、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

6341−1997
=6341−(2000−3)
=6341−2000+3
=4341+3
=4344

まず、「1997」を「2000−3」にしています。そのあと、カッコを外して「2000を引き、3を足す」としました。

カッコを外す前は「−(2000−3)」ですが、カッコを外したことによって「−2000+3」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

正しい計算をできたでしょうか。

桁が大きくなると暗算が難しくなりますが、今回紹介した方法を利用すれば暗算でも計算ができそうですね。

ぜひ自分自身で計算をする機会も増やしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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