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小学生でも分かる問題に挑戦!「5215−2957」→暗算できる?

  • 2025.7.9
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「引き算」は小学校の低学年で習うので、計算方法は誰でも知っているでしょう。しかし、桁が大きくなると「繰り下がり」が出てきて、計算ミスをしてしまいやすくなります。

そこでこの記事では、計算ミスを減らすために、引き算を簡単にするテクニックを紹介します。やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
5215−2957

「四桁−四桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

まずは、自分自身で答えを出してみてください!

解説

今回の問題の答えは「2258」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)5215から3000を引く(5215−3000=2215)
(2)2215に43を足す(2215+43=2258)

元の計算は、「2957を引く」という計算でしたが、「3000を引く」「43を足す」という計算になりました。同じ引き算でも「3000」というキリのいい数にしたことで、暗算しやすくなりましたね。

そのあとの「43を足す」というのは、本来2957を引くところで3000を引いているので、引きすぎた43を戻しています。

このように、引く数が1000の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を引いてみましょう

そして、そのあと引きすぎた分を足して調整します。

すると、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

5215−2957
=5215−(3000−43)
=5215−3000+43
=2215+43
=2258

まず、「2957」を「3000−43」にしています。そのあと、カッコを外して「3000を引き、43を足す」としました。

カッコを外す前は「−(3000−43)」ですが、カッコを外したことによって「−3000+43」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

正しい計算をできたでしょうか。

大人になると電卓を使う機会が増えるので、計算力が落ちてしまいやすくなります。

ぜひ自分自身で計算をする機会も増やしましょう!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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