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『上座』はどこ?長テーブルに4人ずつ座る場合は…意外と知らないかも!【プロが解説】

  • 2025.7.15
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

食事会やビジネスシーン、さらにフォーマルな集まりで長いテーブルを囲むとき、「上座はどこ?」と迷った経験はありませんか?特に長テーブルでは、座れる人の人数が多い分悩んでしまいますよね。この記事では、主に8人掛けの長テーブルの上座の位置について基本のルールから、具体的な座り方までわかりやすく解説します。

上座はどんな場所?

まず、「上座」とは、一般的に「最も敬意を表すべき席」を指します。日本の伝統的なマナーにおいては、上座は入り口から一番遠く、つまり出入りが最も不便な席が上座とされることが多いです。これは、敬われる人が出入りの邪魔にならず、落ち着いて座れるよう配慮した結果と言われています。

4人がけの四角いテーブルや座敷では、このルールがそのまま当てはまることが多く、上座は入り口と反対側、かつ壁際の席が上座とされることが一般的です。逆に入り口に近い席は下座とされ、主催者や案内役、年次の若い人などが座ることが多いです。

例えば、会議室のドアがあるとしたら、そこから最も遠い席が上座とされています。

8人掛けの長テーブルの場合はどこが上座?

では、8人掛けの場合はどのような並び順になるのでしょうか。

知っておきたいのは、3人以上が横に並んで座る場合は、上座にあたる場所の中央に立場が最も位が高い人(あるいは主要なゲスト)が座ります。

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出典元:TRILL編集部

上記のことから、出入口から離れた席であり、中央に位置する1番が最も位が高い人(あるいは主要なゲスト)の座る場所となります。その後、1から見て左側に2番目の人が座ります。その後は数字通りに座っていきます。下座(案内をする側)はテーブルを挟んだ向かいに、相手の序列に合わせて着席しましょう。

出入り口付近には、4人がけの場合と同様に主催者や案内役、年次の若い人などが座ります。

上座の位置を覚えてスマートな対応を

席順を意識することで、会話の主導権や視線の交わりも自然に整い、円滑なコミュニケーションが生まれます。特にビジネスシーンではこのさりげない気配りが信頼感アップに繋がることも。

また、冠婚葬祭や公式な食事会では「知らなかった」と恥ずかしい思いをしないためにも、この知識を覚えておきましょう。これらは一般的なマナーですが無理矢理この席順に座らなければならないということはありません。状況に応じてスマートな対応ができると相手に好印象を与えることができるかもしれませんよ。


監修者:栗栖 佳子(株式会社 宙 代表取締役・ビジネスコーチ)

大学卒業後、人材サービス会社パソナで法人営業およびコーディネーターとして1万人以上の採用・面接・キャリアカウンセリング並びにスタッフや部下の人材育成に取り組む。2009年ビジネスコーチとして、株式会社 宙(sora)を設立。
【コミュニケーション次第で人が変わり、組織が変わり、人生が変わる!】をモットーに、コーチング、アンガーマネジメント、「1on1」マネジメント等、レゴブロックやインプロなど多彩なワークショップを取り入れながら社員や管理職の意識改革、組織風土改革の研修やセミナー、講演活動を年間120回以上行っている。また、3人の子どもを育てながら働いてきた経験から、ワーク&ライフマネジメント、リカレント研修、女性活躍推進アドバイザーとしてお互いの価値観にとらわれず、同感しなくても共感し合える組織作りを目指して活動中。

著書:才能を伸ばす人が使っているコミュニケーション 増補改訂版 ペンコム出版社

保有資格:
・アンガーマネジメントファシリテーター
・アンガーマネジメントアドバイザー
・LEGO(R)SERIOUSPLAY(R)メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ