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新幹線で「座席倒していいですか?って聞かないでほしい!」理由を聞いてみると意外な意見が…

  • 2025.6.26
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出典:photoAC(画像はイメージです)

長距離移動に利用することの多い新幹線。長い移動時間を快適に過ごすために、座席のシートを倒して、リラックスしたいと考えている人もいるでしょう。

しかし、シートを倒す際に後ろの席の人へ配慮としてひと声かける行為が迷惑だと感じる人や、そもそもシートを倒してほしくないという人もいるようです。新幹線を利用する人のSNSアカウントでは、困惑の声がよく投稿されています。

そこで今回は、弊社のアンケートに寄せられた「新幹線での座席シートトラブル2選」を紹介します。

1、新幹線のシートを倒すとき、いちいち聞いてこないでほしい?

新幹線をよく利用するというSNSアカウントで、「『シートを倒してもいいですか?』という声かけはめんどくさいのでいちいちしないで勝手に倒してほしい」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで、「シートを倒す際、聞いてこないでほしい」という人に、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

リクライニングができるシートに座っているので、倒す権利があるからいちいち後ろには確認しないし、聞かないでほしい。
(50代男性・会社員・大阪府)
見ず知らずの人と極力話をしたくないため、前の人にいちいち確認されるのが煩わしく感じる。
(40代女性・会社員・岩手県)
私が新幹線などに乗ってる時はイヤホンで音楽など聴いているので、聞かれるとそのたびにイヤホンを外さないといけないので、聞かないでシートを倒してほしい
(40代男性・無職・大阪府)
聞いてこられても「どうぞ」以外に返事のしようがないので、無駄なコミュニケーションだと感じてしまう。
(30代女性・主婦・京都府)

新幹線でシートを倒す際、「聞いてこないでほしい」という人が140票、「聞いてほしい」という人が160票集まり、ほぼ半々という結果となりました。

倒す際には聞いてほしいという人からは、「いきなり倒されると嫌な気分になるから」「声をかけることはマナーだから」という意見や、テーブルを利用して食事をする人からは「食べ物や飲み物がこぼれてしまう」といった意見が寄せられました。

新幹線での過ごし方は食事や睡眠など人によってさまざまです。状況によってシートを倒すときの声かけの必要性は違ってくるのかもしれませんね。

2、「座席倒していいですか?」を断った人の理由とは

また別の、新幹線や電車を利用するというSNSアカウントで「座席(シート)を倒してもいいですか?と聞いたけど断られて驚いた」といった趣旨の投稿がされ、話題になりました。

そこで、「新幹線で座席を倒していいですか?を断ったことがある」という人に、その理由をアンケートで伺ったところ、次のようなコメントが寄せられました。

自分の手荷物が多くて、抱えて持っていたので座席を倒されると窮屈になってしまうので断りました。「すみません。荷物多いのでごめんなさい」と言って断りました。
(20代男性・小売業・神奈川県)
圧迫感があり不快だから。自分のスペースが狭くなるようで不快。
席を立つ時に座席の背もたれ部分が当たり狭く出にくいから。足元に荷物を置くため、スペースを少しでも広くとりたい。
(20代男性・会社員・大阪府)
新幹線内でパソコン作業しているときに座敷を倒されてしまうと、相手の後頭部が見えてめっちゃ気になるのと、座席が自分側に倒れると圧迫感が出て、仕事に集中できなから
(30代男性・会社員・滋賀県)
座席でお弁当を食べる時だったので、「申し訳ないけど、その間はご遠慮ください」みたいな感じでお断りしたが、断るのはなかなか勇気がいりました。
(50代女性・東海地方)
食事をしているときなど、倒されると非常に迷惑です。無言で倒す場合は論外ですが、仮に倒しても良いですかと聞かれても食事がしにくくなるので断ります
(60代男性・ライター・関東地方)

今回は、新幹線で座席を倒していいですか?を「断ったことがある」という137名から理由を伺うことができました。

「荷物が多いから」「自分のエリアが狭くなるから」「作業しているから」という理由だけでなく、「聞き方が嫌だったから」「食事中だから」という理由で断ったことがあるという意見も多く集まりました。

新幹線や電車の座席は大事なプライベート空間です。倒す側も倒される側も気持ちよく利用するためにお互いの気持ちを尊重していきたいですね。

お互いの気持ちを尊重したい新幹線でのシート利用

新幹線での座席シートトラブルについて、2つの問題を紹介しました。声かけの有無については「聞いてほしくない」派と「聞いてほしい」派がほぼ半々に分かれ、シートを倒すことを断る理由も「荷物が多い」「作業中」「食事中」などさまざまでした。

アンケート結果を見ると、多くの人が相手の立場を理解しようと努めていますが、新幹線での過ごし方は人それぞれ異なるため、どちらが正解というものではありません。声をかける派は「マナーとして当然」と考え、かけない派は「無駄なコミュニケーション」と感じるなど、価値観の違いが浮き彫りになっています。

新幹線の座席は限られたプライベート空間であり、長時間の移動を快適に過ごしたいという気持ちは誰もが同じ。ちょっとした気遣いや相手の状況への配慮が、誰もが気持ちよく利用できる環境づくりにつながります。

次回新幹線を利用するときは、改めてシートの使い方について意識してみると良いかもしれませんね。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2024/12/26~2024/12/27、2024/10/10~2024/10/18
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300、137