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40代女性「なんとなく心身の不調を感じる…」→その裏にある原因は?【公認心理士が解説】不調との付き合い方

  • 2025.6.30
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google Geminiで作成(イメージ)

40代に入った途端“なんとなく不調”な状態が毎日続くと感じている女性は多いです。

40代〜50代にかけては、実は第二の思春期と呼ばれる時期です。ミッドライフクライシスという心理的危機を迎え、心身の大きな変化によって不安定になってしまいやすい時期でもあります。具体的にどういう心理状態になっているのでしょうか?

人生の折り返しと言われる40代女性の“なんとなくの不調”に潜む心理的要因を、専門認定公認心理師が解説します。

ストレス、そして空虚感を抱えやすい時期

40代は、ストレスや空虚感を抱えやすい時期です。

職場では中間管理職的な立場になる人も多く、上司と部下の間を取り持つような難しい役割を担うことになりがちです。また、子育てをする人は子どもが成長し、人生を大きく左右するような受験や就職などの分岐点に差し掛かってくるでしょう。

さらに親の介護などが必要となってきたりもし、背負わなければならないこと、考えなければならないことが山積みになることがあります。常に何か悩んでいるような状態になってしまい、全然気持ちが休まらないなんて人もいます。

逆に「自分の人生はこれでいいのだろうか」と考えてしまう人もいます。母親としての役割がなくなってきて、仕事もある程度先が見えるようになり、ふと空虚感を感じてしまうことは往々にしてあることです。

自律神経の乱れが起こる時期

そのストレスや空虚感を抱えやすい時期に重なるように、自律神経の乱れも起こる時期です。閉経に向かってホルモンバランスが崩れてしまい、心身に影響を及ぼします。

肩こりや倦怠感、めまい、不眠といった身体症状のほかに、イライラ感や気分の落ち込みなど精神症状が出る場合もあります。思うように仕事が捗らなかったり、ちょっとしたことから気分が塞ぎ込んでしまったりといったことが起こるでしょう。

身体も心も重たいように感じてしまい、それが“なんとなく不調”につながっています。ただ、心理的要因を考えるときは、まず先に身体的な要因がないことを確認することが大切です。不調が続くようであれば、まずは身体的要因を疑って病院にかかると良いでしょう。

また心理的要因からくる不調であっても、ひどい場合は心療内科や婦人科に相談するといい場合があります。仕事や生活に支障が出ているかどうかが、その線引きになりますので、もし少しでも支障があるようであれば早めに受診すると良いでしょう。

まとめ

40代女性が“なんとなく不調”を感じることは珍しいことではありません。40代は、自分自身の心身の大きな変化の時期であることに加えて、色々なストレスと付き合っていかなければならない時期でもあります。

“なんとなく不調”が続いているときは、無理せず、自分をきちんと労ってあげることが大切です。旅行してみたり、新しいことを始めてみるなど、気分が上がることに時間を使うことも不調を軽くするために有効です。

もし不調が長く続き、生活や仕事に支障をきたしてしまっているときは、病院にかかることも考えてみてください。



ライター:aiirococco
専門認定公認心理師、臨床心理士。総合病院にて子どもからお年寄りまで幅広い年齢層を対象に、心理カウンセリングを担当しています。それぞれのライフステージでの悩みに、そっと寄り添える心理職を目指して日々勉強中です。