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性描写は表現か暴力か? エンタメ業界の構造的問題に迫る注目作が公開へ 話題の記事をピックアップ!

  • 2025.6.17
性描写は表現か暴力か? エンタメ業界の構造的問題に迫る注目作が公開へ 話題の記事をピックアップ!
2024 (C) LES FILMS DE MINA / STUDIO CANAL / MOTEUR S’IL VOUS PLAIT / FIN AOUT

映画好きが集うエンタメサイト[ムビコレ]の人気記事をピックアップして紹介!

エンターテインメント業界における権力勾配、搾取について鋭い視線を投げかけた問題作『タンゴの後で』が公開決定し話題に。また、空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』凱旋上映や、奈緒主演の連続ドラマ『塀の中の美容室』キャスト解禁のニュースも大きな注目を集めた。

 

傑作と呼ばれた映画の裏で何があったのか?『タンゴの後で』公開決定

70年代最大のセンセーションを巻き起こした『ラストタンゴ・イン・パリ』(72年)。傑作と呼ばれた映画の裏側で何があったのか? エンターテインメント業界における権力勾配、搾取について鋭い視線を投げかけた問題作『タンゴの後で』が公開されることが決定した。

19歳のマリア・シュナイダーは気鋭の若手監督ベルナルド・ベルトルッチと出会い、『ラストタンゴ・イン・パリ』で一夜にしてトップスターに駆け上がる。しかし、48歳のマーロン・ブランドとの過激な性描写シーンの撮影は彼女に苛烈なトラウマを与え、その後の人生に大きな影を落していく…。本作は「70年代最大のスキャンダル」と言われた作品の舞台裏で一体何が起きていたのか? 映画の撮影現場での問題について声を上げた最初の女性の一人である、シュナイダーの波乱に満ちた人生に焦点を当てる。

予告編では、才能豊かな19歳のマリアが当時、新進気鋭の監督であったベルトルッチから性的に大胆な映画を「芸術的に撮る」と説得され、『ラストタンゴ・イン・パリ』に出演。マリアの体当たりの演技、そして大スターのマーロン・ブランドとの共演は、彼女を一瞬にしてスターダムに伸し上げるが、それは彼女の望んだ形ではなかった。70年代当時、「芸術か? 猥褻か?」と話題になった作品は、本作では「芸術か? 暴力か?」と現代の我々に問いかける。

空音央監督の長編デビュー作『HAPPYEND』が日本で凱旋上映

昨年の10月4日に日本公開した新鋭・空音央監督の長編劇映画デビュー作『HAPPYEND』。日本のみならず海外でも高評価を受け、韓国では公開からわずか1ヵ月で観客10万人を突破する人気に。それを記念して、日本での凱旋上映が決定した。

昨年公開するやいなや、「テーマ性、映像、すべてが素晴らしい」「近未来の話なのにリアル」「大傑作。特別な作品になった」と熱量の高い口コミが広がり、ロングラン上映となった。

4月30日より公開が始まった韓国では、初日に観客動員数が1万人を突破。並みいる大作とともに初登場9位にランクインするなど驚異的な順位を叩き出し、その勢いはとどまることなく公開からわずか1ヵ月で10万人を突破した。

主人公のユウタとコウを演じた栗原颯人と日高由起刀はSNS上で「じゃがバター」と呼ばれ親しまれるなど20代女性を中心に熱狂的なファンを獲得。

キャスト人気に加え、本作で描かれている近未来の社会のリアルさが話題を集め、若者人気にとどまらず、これまでに見たことのない青春映画として幅広い層にまでその熱量は広がり続けている。

「刑務所の中」の美容室をモデルに描くドラマ『塀の中の美容室』キャスト解禁

全国の女子刑務所の数ヶ所で現在も営業を行う「塀の中」の美容室をモデルに描かれた桜井美奈の小説を主演・奈緒で連続ドラマ化する『塀の中の美容室』。このたび、メインキャストとなる豪華実力派俳優4名、夏帆、成海璃子、光石研、小林聡美の出演が解禁された。

女子刑務所内で受刑者たちが美容師免許を取得できるよう指導を行う美容技官・加川美沙役を、独自の存在感で魅せ、『かしましめし』(テレビ東京系)や『青天を衝け』(NHK)など話題作に多数出演、今年でドラマデビューから25年の節目の年を迎えている成海璃子が演じる。

さらに、本作品の監督・松本佳奈とのタッグで数多くの話題作に出演してきた名優2名の出演も決定した。

葉留が収容されている刑務所の所長を務め、受刑者たちへある思いを込めてあおぞら美容室を作った保坂一路役には、多様なキャラクターを演じ分け、第一線で活躍を続ける光石研。

美容室担当の刑務官として奈緒演じる葉留を見守る菅生冬子役を演じるのは、ジャンルを超えて存在感を発揮する唯一無二の女優・小林聡美。記事では、キャストからのコメントも公開されているのでぜひチェックしてほしい。

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