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【生活】 どうして「お金」は貯まらないのか?知らぬうちに《生活費》が膨らむ… 5つの落とし穴 【FPが解説】

  • 2025.6.13

“ちょこちょこ出費”に気が付いて

どうしてお金は貯まらないのか??
どうしてお金は貯まらないのか??

「気付けば今月もお金が残っていない……」。そんな経験はありませんか? 生活費がいつの間にか膨らんでしまう原因には、意外な“落とし穴”が潜んでいることもあります。この記事ではファイナンシャルプランナー(FP)の筆者が、出費が増えやすくなるポイントと見直しに役立つ「5つのヒント」を紹介します。もしかしたら、あなたも気付かないうちに落とし穴にハマっているかもしれません。

まず、契約してそのままにしているサブスクや通信サービス、保険などはありませんか? 固定費は毎月決まった金額が引き落とされるため、支出の中でも見落としやすい部分です。

特にサブスクは、月々数百円でも積み重なれば意外と大きな負担になります。定期的に見直して、使っていないサービスがないかチェックしましょう。まずは固定費をざっと書き出してみると「これ、もう使ってないかも」と気付くきっかけになります。

物価の上昇で食費がかさみやすい今。節約を心掛けていても、コンビニやスーパーでの「ちょこちょこ買い」が積み重なって、出費が増えてしまうことがあります。自炊しようとまとめ買いした食材を使い切れず、ムダにしてしまうケースも少なくありません。

例えば週に一度、冷蔵庫を整理して今ある食材を把握するだけでも、余計な買い物を防ぐきっかけになります。

飲み会やランチ、プレゼント代、季節のイベントなど、予定が重なると出費がかさみます。「必要だから仕方ない」と思っていた出費も、あとから見返すと意外と使い過ぎていた、なんてことも。

そんなときは、月ごとの予算をざっくり決めて「いくらまでならOK」と上限を決めておきましょう。誕生日や記念日、旅行、帰省など、あらかじめ予定が分かっている支出なら、それに向けて毎月少しずつ積み立てて備えておくのもおすすめです。

クレジットカードは便利ですが、後払いのため、つい使い過ぎてしまうこともあります。いくら使ったかを把握しておらず、請求額を見てびっくり……なんて経験もあるのではないでしょうか。

月末になって慌てないよう、カードのアプリやマイページで、こまめに利用明細をチェックする習慣を付けておきましょう。家計簿アプリを活用すれば、カードだけでなく支出全体が“見える化”されるので、より管理しやすくなります。

収入が入ったら、まず1~3割程度を貯金に回す先取り貯金を習慣にしましょう。「使って良いお金がある」と思うと、つい使ってしまうのが人間です。

貯金の割合は、ライフステージや生活スタイルに応じて調整してください。例えば子どもの学費が掛かる時期は少なめに、実家暮らしや子どもがいない共働きなら、多めに設定すると良いでしょう。

生活費が膨らむ原因は、固定費や食費、交際費など、日々の何気ない出費に潜んでいます。今回紹介した5つの見直しポイントを意識するだけでも、出費を抑えたり、無理なく貯金を増やしたりするきっかけになります。まずはできるところから始めて、少しずつお金の使い方を整えていきましょう。

(奏かえで)

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