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50歳過ぎたら手放していい!やめてラクになる家事リスト

  • 2025.6.16

長年の習慣や、なんとなくで続けている日々の家事。
けれど、家族の形も社会の在り方も変わった今、それって本当に必要?
人生折り返し、家事に対する考え方と家事のやめ方について聞きました。

教えてくれたのは・・・
シンプルライフ研究家
マキさん
時産家事アドバイザー。夫と娘2人の4人家族。会社員の傍ら、YouTube「エコナセイカツ」やオンラインサロン「シンプルライフ研究会」で暮らしがラクになるヒントを発信中。


家事をシンプルにすると家族関係や体も健やかに

「家事が少しでもラクになると時間の余裕が生まれ、それが気持ちの余裕にもなります。そうなると家族にも優しく接することができる。実はこれが大きなメリットです」と、シンプルライフ研究家のマキさん。
 
子どもの手が離れていく50代。
夫婦で顔を突き合わせても、家事のことでイライラ……では、関係悪化につながりかねません。
 
「隅々までの掃除やいわゆる〝名もなき家事〟も、意外とやめても誰も困らない。気づいたときに気づいた人がやればいいんです」
 
もし、心の隅で「きちんと家事をしなくては」と思っているのなら、それは「いい主婦」と思われたいという気持ちが隠れているのかも。
 
「姑やご近所など、よその目を気にする時代もありました。これからは、自分と家族が心地よければ問題なし! という考えにシフトしてみませんか? ラクするというとサボるイメージがあるかもしれませんが、今の生活に見合うようにただシンプルにするだけです。思っている以上に、うんと体も気持ちもラクになると思いますよ」

やり方、頻度を見直す 掃除でやめていいこと

取り掛かりのハードルを低くし、ついでにできるように、がポイント。
モノを減らす、用具を変えるのも◎。

這いつくばっての掃除

キッチンやダイニング、洗面所の床などは汚れがつきやすいので拭き掃除は欠かせませんが、雑巾を濡らしたり洗ったりするのは面倒。
「拭き掃除機能がついたロボット掃除機を使えば、腰をかがめて床掃除をすることはありません。今はウエットタイプのフローリングワイパーや電動モップもあるので、体勢をキープしたまましっかり掃除ができます」

各部屋に置くゴミ箱

各部屋にゴミ箱があると、ゴミ捨てのたびに袋を持って家の中をうろうろ……ゴミ集めは実は面倒な家事です。
でも、子どもが家で過ごす時間が減ると、自然とゴミの量も少なくなるもの。
「各部屋に置いていたゴミ箱を思い切って撤去してみて。 夫婦2人なら、キッチンとリビングにひとつずつあれば十分です。ゴミ箱を洗う手間も減りますよ」

一気にやるぞ!という気合い

掃除するならとことんピカピカにしようと思ったのも束の間、億劫になり、気づけば放置……。
「おすすめは“ついで”の掃除。食事のあとのテーブルをウエットシートで拭いたら、ついでに椅子も軽く拭く、布巾で食器を拭いたら、ついでに壁やコンロの油汚れを拭くなど、いつもの家事にワンアクションを入れておくと、大掃除が必要ありません」

置けるだけ棚にモノを置く

キッチンカウンターや収納棚の上に写真や雑貨を飾るのはいいですが、ほこりをかぶった状態のままになっていませんか?
「掃除が面倒と思っている人こそ、余計なモノは置いてはいけません。モノがなければ掃除の手間も省けますし、見た目もスッキリ暮らせます。極端ですが、棚に何もなければ片手で拭き掃除ができますから」

どこにでもマットを敷く

トイレやキッチン、玄関などの床を、水はねや汚れからガードするマット。
当たり前に敷いているけれど、意外と厚みがあったり毛足が長かったりして扱いが大変。
こまめに洗濯して乾かして……正直手間です。
「思い切ってマットの撤去をおすすめします。使い捨てのシートを汚れがちな場所に置くなどして、汚れたらその都度拭くほうが衛生的です」

読者の声

⚫︎ 掃除機をハンディタイプに。ゴミが見える距離でかけるので、確実にキレイになります!
I.Mさん(52歳)

⚫︎ 数年前から大掃除をやめました。一気にやらずに済むので、年末はのんびりモードに。
N.Tさん(60歳)

⚫︎ 雑巾をやめてお掃除シートに。冷たい水に触れなくて済むし、においも気になりません。
M.Yさん(47歳)

⚫︎ 毎日の掃除をやめてロボット掃除機デビュー。快適過ぎてノンストレスな毎日です。
I.Yさん(59歳)


イラスト/SORRY., 藤田ヒロコ 文/田中絵真
 
大人のおしゃれ手帖2025年6月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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