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【紫陽花の絶景スポット】水に浮かぶ“あじさい池”が幻想的!「開成町あじさいまつり」を現地ルポ|神奈川県

  • 2025.6.11

紫陽花の映える風景をのんびり歩きながら楽しみたいなら、神奈川県の開成町へ。2025年6月7日(土)~15日(日)の9日間限定で「開成町あじさいまつり」が開催されています。 都心から電車で約1時間、のどかな田園地帯に約5,000株のあじさいが咲き誇る絶景が広がります。中でも水に浮かぶように咲く“あじさい池”は、まるで花手水のような幻想的な風景が楽しめると話題に。初夏のおでかけにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

初夏の風物詩「開成町あじさいまつり」とは?

毎年6月に開催される「開成町あじさいまつり」は、開成町の名物であり、地域住民と訪れる観光客が一体となって楽しむことができる“初夏の風物詩”。2025年は6月7日(土)~15日(日)の9日間にわたって開催されており、期間内は見頃を迎えたあじさいが楽しめます。

写真映えも抜群!幻想的な「あじさいの池」

「開成町あじさいまつり」でひときわ人気を集めているのが、メイン会場に設けられた“あじさい池”です。

色とりどりのあじさいが水面に浮かべられ、「水面に浮かぶ宝石のようなアジサイ」とも称される幻想的な光景が目の前に。毎年この景色を目当てに訪れる観光客も多く、写真映えするスポットとしても注目されています!

田園地帯に広がる約5,000株の紫陽花

東京ドーム約3.6個分の広大な水田地帯に、約5,000株のあじさいが植栽された絶景スポット。田植えを終えたばかりの緑豊かな田んぼと、虹色に咲き誇るあじさいが織りなす風景は、訪れる人々を魅了しています。

ここ「あじさいの里」は、昭和58年から町民やボランティアの手によって整備され、現在では約10kmにわたってあじさいが咲き誇る名所に。初夏の風物詩として多くの人々に親しまれています。

また、さまざまな品種の紫陽花を楽しむことができるのもポイント。代表的な品種をいくつかご紹介します!

「開成ブルー」

開成町のあじさいのメインは「開成ブルー」。ガクアジサイ「おはよう」を母に、無名の薄青紫色のガクアジサイを父に持っていて、どこか優しい青色が特徴的です。

「開成町あじさいまつり」の第30回記念事業として、元々名前がない新品種に、公募により名前を決めて誕生したのだとか。開成町でしか見られないオリジナル紫陽花「開成ブルー」は、今では町を象徴する花となっています。

「アナベル」

一輪一輪は小さく、密集して大きな花の房となる「アナベル」は、あじさいの中でもひときわ上品な存在。開成町の緑の田園風景に、アナベルの白が映える様子はどこか幻想的です。

「カシワバアジサイ」

「カシワバアジサイ」は、モコモコとした花房と相まってインパクト抜群。長さ15~30cm程度の大きな円錐形の花序を形成し、白い花を咲かせます。

「ダンスパーティ」

名前も見た目も華やかな「ダンスパーティ」は、まるで星型の花びらがリズムにのって踊っているかのよう。ピンクの色合いが多く、明るい印象のあじさいです。

「城ケ崎(ガクアジサイ)」

「城ケ崎」は、東伊豆で見つかったガクアジサイの品種。装飾花の数は控えめなのものの、花房は高さがなく平たく広がるスタイルで可愛らしい雰囲気です。

時代をワープする「あしがり郷 瀬戸屋敷」

開成町のあじさいを楽しんだあとは、少し足を伸ばして「あしがり郷 瀬戸屋敷」へ。江戸時代に建てられた旧家を整備した施設で、当時の暮らしぶりが垣間見える歴史スポットです。

重厚な茅葺屋根や昔ながらの土間のある母屋、風情のある縁側など、まるで時代劇の世界に迷い込んだよう。あじさいと一緒に、ちょっとした“タイムトラベル”気分も味わえますよ。

古民家で癒やしのひと息を|「cafe hacco」

また、瀬戸屋敷の敷地内には「cafe hacco(カフェ ハッコ)」があります。落ち着いた和の空間で、発酵をテーマにしたドリンクやスイーツを楽しめる人気カフェ。

スプーンで掬うとまさしくあじさい!

現在は、季節限定の「あじさいチーズケーキ」や「あじさいサイダー」など、ここでしか味わえないオリジナルメニューも登場中。歩き回って疲れたときのひと休みにぴったりです!

瀬戸屋敷やあじさい鑑賞の合間に、ほっとひと息つける癒やしの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

「cafe hacco」主なメニュー(2025年6月時点)

【ご当地 Menu】

あじさいサイダー『かいせいブルー』 - 650円(税込)

屋敷のうめサイダー - 650円(税込)

【甘酒 Menu】

あじさい甘酒 - 700円(税込)

みかん甘酒ラテ - 600円(税込)

プレーン甘酒 - 600円(税込)

【Drink Menu】

屋敷のアイスコーヒー - 400円(税込)

足柄茶アイスティー - 400円(税込)

100%ストレートみかんジュース - 400円(税込)

ほか

※季節限定メニューは、日によって数量に限りがあります。

※メニューは、季節や在庫状況により変更となる場合があります。

cafe hacco

営業時間:

【平日】11:00~16:00

【土日祝】11:00~17:00

所在地:「あしがり郷 瀬戸屋敷」内

(神奈川県足柄上郡開成町金井島-1336)

定休日:月曜日(月曜が祭日の場合は翌平日)、年末年始

おすすめアクセス方法は?お出かけ前のチェックポイント

公共交通機関の利用

開成町「あじさいの里」の最寄りは小田急線「開成駅」。徒歩だと約40~50分かかるため、おすすめはシャトルバスの利用です!

所要時間は約10分で、運賃は片道大人220円、子ども110円。6歳未満は無料で乗ることができ、PASMOやSuicaなどのICカードも利用可能です◎

また、開成駅の改札を出た目の前には「開成町あじさいまつり案内所」が設けられており、訪れた瞬間からお祭りムードを感じられるのも魅力のひとつ。案内所ではパンフレットを配布しており、会場マップや見どころ、イベントスケジュールなどが丁寧にまとめられているので、はじめて訪れる人にも安心です。

車でのアクセスと駐車場情報

車で行かれる方は、東名高速道路「大井松田IC」から12分ほどで会場に到着します。まつり期間中は、会場周辺に臨時駐車場(有料)が設けられており、駐車場の開場時間は9:00~16:30までとなっています。

なお、駐車場の混雑が予想されるため、公共交通機関の利用がおすすめです! 詳しい情報は「開成町あじさいまつり」の公式サイトをご確認ください!

第38回 開成町あじさいまつり

開催期間:2025年6月7日(土)~6月15日(日)

会場:開成町「あじさいの里」

住所:神奈川県足柄上郡開成町金井島1421番地

アクセス:小田急線「開成町」より徒歩40~50分、またはシャトルバス(有料)で10分

駐車場:臨時駐車場あり(9:00~16:30)

【普通車】1,000円

【大型車】3,000円

初夏の澄んだ風に揺れる紫陽花を眺めながら、のんびりとした時間を過ごせる「開成町あじさいまつり」。幻想的な“あじさい池”や、田園風景とのコントラストを楽しみながら、自分だけのお気に入りの景色を見つけてみてはいかがでしょうか?

[Photos by Ray]

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