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ユニクロの“名品ブルゾン”が話題。今、注目の立ち襟ジャケットとは?

  • 2025.6.10

今季、スタンドカラーやファネルネックといった“立ち襟”のデザインが、ラグジュアリーブランドを中心にリバイバルの兆しを見せている。そんなトレンドの流れに呼応するように、ユニクロUNIQLO)から新たに登場したのが「ウィンド プルーフ スタンド ブルゾン」だ。特徴は、首もとをしっかり覆う立体的なスタンドカラーと、裾のドローストリングで調整できる丸みのあるフォルム。ミニマルながらも計算されたディテールで、トレンド感と実用性を両立した一着だ。

防風性のあるシェル素材を使用し、軽さと快適さを両立。フードは襟にすっきりと収納可能で、斜めに配されたポケットやシルエット調整ができる裾まわりなど、実用的なディテールがさりげなくモード感を添える。見た目はアウトドア仕様のシンプルなブルゾンだが、ドローコードでウエストを絞れば、洗練されたバランスに。襟を立てて髪を内側にタックインするようなスタイリングをすれば、フィービー・ファイロ期のセリーヌCELINE)を思わせるムードも漂う。

価格は4,000円台と手に取りやすく、メンズモデルにはやや丈が長くポケットが大きめのバリエーションもラインナップ。スタイリング次第で、シーズンレスに活躍する一着になりそうだ。

このジャケットの魅力にいち早く気づいたのは、業界の目利きたちだ。エルメスHERMÈS)の「バーキン」やカルティエCARTIER)の「タンク」、アライアALAÏA)のフラットシューズなど、希少なデザイナーズアイテムを見つけ出すプラットフォーム「Sourcewhere(ソースウェア)」の創設者、エリカ・ライトもこのブルゾンに魅了されたという。「Tシャツを買いに行ったつもりだったのに、このテクニカルなジャケットに目を奪われてしまって」と、彼女は今年初めにアジアを訪れた際の偶然の出会いを語る。「プロポーションが本当に精密で、デザインに無駄がない。構築的だけど動きやすくて、きちんとしているのにやりすぎていない。こういう“よく考えられたけれど身近なアイテム”を、ザ・ロウTHE ROW)の靴やジル サンダーJIL SANDER)のバッグと組み合わせると、ぐっと洗練された印象になるのよ」。

サイズ感も秀逸で、クロップド丈ながらも身頃と袖にほどよいゆとりがあり、通常サイズでもバランスがとりやすい。よりルーズなシルエットや重ね着を楽しみたい場合には、メンズモデルを選ぶのもおすすめ。メンズはやや長めの着丈に加え、フロントにあしらわれた大ぶりのポケットがアクセントに。機能性とスタイル、どちらも妥協したくない人にこそフィットする一着だ。

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Text: ALICE CARY Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.UK

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