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「許さない…!」DV夫から逃げて家に帰らず一晩。スマホを見た私は絶望…夫からは?<夫を捨てます>

  • 2025.6.8

デザイン事務所に勤めているみゆきさんは、1歳の息子・れんとくんと、夫・シュンさんとの3人家族。育児や家事のことで夫から罵倒される日々に苦しんでいたみゆきさんは、その生活から抜け出すため、育休明けの復職を目指して保活に励むも、認可保育園の選考に落選。
仕事を諦めたくないみゆきさんでしたが、認可外保育園への入園を夫にを却下されてしまいます。さらに夫は、みゆきさんの仕事や育児、家事のすべてを否定。結局、みゆきさんは仕事を辞め、夫に怯えながら暮らすようになります。
みゆきさんが専業主婦になると夫は、みゆきさんから全財産を取り上げ、育児や家事のクオリティ次第で給料を出すという理不尽なシステムを導入。生活費もほとんど渡されず、みゆきさんは、自分のごはんすらまともに食べられない生活を強いられます。
そんなとき、親友・ももこさんが、みゆきさんはDVにより洗脳状態だと気づき手を差し伸べてくれます。夫から逃れるため、みゆきさんはももこさん宅に避難。しかし、洗脳されているみゆきさんは「夫と話し合う」と自宅に帰宅しようとします。そんなみゆきさんを、ももこさんはなんとか引き留め……。

きっと夫から…。恐る恐るスマホを見ると…?

ももこから「あんたたちが今、生きているのは奇跡だよ!!」「自ら悲惨な結末を選ぶこともある!!」と怒られた私は、自分の言動を振り返り、我に返りました。

『きっと夫からたくさん連絡が入っているはず』
『そのほとんどが私を罵倒する内容でも、その中にひと言でも私たちを心配する言葉があれば、私たち家族はやり直せる……』

そんな、わずかな希望を胸にみゆきさんは、スマホを見ます。

しかし、みゆきさんのスマホには着信もメッセージも何もきていませんでした。

みゆきさんは、ショックのあまりスマホを落とし、思わず絶叫。

自分とれんとくんがどこで何をしていようと、どうなっていようと、どうでもいいと思われていると絶望したみゆきさんは、「許さない……っ!」と心に誓うのでした。

夫は自分と子どもを愛していて、やさしい言葉が1つでもあれば、やり直せると信じていたみゆきさん。その考え自体が、洗脳によるものだと気づかないほどに、思考が麻痺してしまっていたのかもしれません。

どんなにつらい状況でも夫の愛を信じていたからこそ、今まで我慢してきました。夫に興味すら持たれていないと感じた瞬間の絶叫に、これまでの悲しみや苦しみ、絶望のすべてが込められているのではないでしょうか。ようやく目が覚めたみゆきさんの大きな第一歩に、エールを送りたいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター くまお

ベビーカレンダー編集部

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