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桐島かれんさん憧れの刺しゅうに挑戦!

  • 2025.6.5

昔から、温かみのある手仕事に心ひかれてきたというかれんさん。中でも憧れていたのは、ひと針ひと針に思いを込めた刺しゅうもの。
イニシャルやイラストをワンポイントで入れるだけでも、世界でひとつの、愛着のあるアイテムが生まれます。

無心になれるのも手仕事の楽しさです

繊細な中国のスワトウ、刺し子を思わせる山岳民族・ヤオ族の刺しゅう、カラフルなハンガリー刺しゅう……。昔から手仕事でつくられた工芸品が好きで、各国の〝刺しゅうもの〟を集めてきました。

初めてハンドクラフトに魅了されたのは、小学生のとき。
家族で移り住んだイーストハンプトンの学校では、アメリカンキルトの授業がありました。さまざまな色柄の布を縫い合わせてバッグを作るのは楽しかったですし、友達の家にあった古いキルトのベッドカバーも、子ども心に素敵だなと憧れていました。

大人になってからも、子どものバッグに名前を刺しゅうしたり、学校のバザーに出すキルトをママ友と作ったり。
わが家のトイレには来客用に白いナプキンを置いているのですが、そこに上田のイニシャルを刺しゅうしようと試みたこともありました。予想以上に大変だったので、途中で断念しましたが……(笑)。

あくまで自己流なので複雑な作業はできませんが、それでも手を動かすのは楽しいもの。今回は娘のはんなが愛犬・トトを描いたイラストを元に刺しゅうをしてみましたが、やっぱり楽しい!
シンプルなバッグやハンカチもオリジナルの刺しゅうを入れただけで愛着が増します。

無心になって針を動かしていると、不思議と気持ちが癒やされるんですよね。何しろはまりやすい性格なので、他のことがおろそかになってしまわないように気をつけつつ、今度は何を作ろうかな……? と思案中です。

基本の「アウトラインステッチ」で下絵をなぞっていくだけなら、初心者でも簡単。

ファッションにも手仕事のニュアンスを取り入れて

かれんさんが着ているのは、胸元のコード刺しゅうでボタニカル柄を表現した「ハウス オブ ロータス」のワンピース。
「洋服もハンドクラフトのニュアンスを取り入れたものが好き。ハウス オブ ロータスでもほぼ毎シーズン、刺しゅうの入ったアイテムを出しています」

エンブロイダリーサッカーワンピース¥39,600/ハウスオブ ロータス、イヤカフ(3個セット)¥14,300/ミショー(ともにハウス オブ ロータス 二子玉川店)

撮影/平岡尚子 スタイリング/吉川恵理奈 文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2025年5月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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