1. トップ
  2. スキンケア
  3. 炭酸の効果がすごい!「飲む・入浴・コスメ」のアプローチで健康に

炭酸の効果がすごい!「飲む・入浴・コスメ」のアプローチで健康に

  • 2025.6.9

シュワシュワと爽快感のある炭酸は、健康・美容へのさまざまな効果が注目されています。炭酸水を飲むだけでなく、入浴やスキンケアなど多角的なアプローチができるのも魅力。50代女性におすすめの炭酸の取り入れ方や注意点をご紹介します。

炭酸を健康・美容に生かす方法

炭酸とは二酸化炭素(炭酸ガス)が水に溶けた状態のこと。二酸化炭素は低温・高圧であるほど水に溶けやすく、二酸化炭素の含有量が多いほど炭酸濃度は高くなります。
 
炭酸を健康や美容のために取り入れる主な方法は、「炭酸水を飲む」「炭酸入浴」「炭酸コスメ」の3つ。それぞれ期待できる効果や取り入れ方、注意点などをご紹介します。

1.炭酸水を飲む

リフレッシュしたいときにぴったりの炭酸水は、健康面でもうれしい効果が期待できます。

「便秘解消」「ダイエット」に効果

炭酸水を飲むことで便秘解消やダイエット効果が期待できます。

● 便秘解消
便秘に悩む50代女性は少なくありません。炭酸水に含まれる二酸化炭素(炭酸ガス)には便をやわらかくする効果があります。便が固くなり出にくくなっているときは、便をやわらかくすることでスムーズな排便が促されます。

● 食欲抑制
炭酸水を飲むと胃の中で気泡が拡大するため、通常の水を飲むよりも満腹感を感じやすく、食べ過ぎ防止につながります。食欲を抑えるには食前に300~500mLの炭酸水を飲むのがおすすめです。

● 食欲増進
上記とは逆で、飲む量を100〜150mLと少なくすると胃腸の働きが活発になるため、夏バテなどで食欲不振に陥っているときに効果的です。

「胃腸が弱い人」「炭酸ジュース」に注意

炭酸水を飲むときの注意点を解説します。

● 胃腸が弱い人は適さない
炭酸水は胃腸に刺激を与えることから、逆流性食道炎や胃潰瘍、過敏性腸症候群の人は控えた方がよいでしょう。

● 炭酸ジュースは飲み過ぎない
糖類を含む炭酸飲料を飲みすぎると、エネルギーの過剰摂取で肥満につながったり、吸収の早い糖類が高血糖状態をまねいたりするリスクがあります。水分補給として飲むなら無糖炭酸水がおすすめです。アレンジをする場合はレモン果汁や少量のはちみつを加えるのもよいでしょう。

2.炭酸入浴

炭酸は一日の疲れを癒やす入浴タイムに取り入れるのもおすすめです。

「炭酸泉」「炭酸入浴剤」で楽しむ

炭酸入浴の楽しみ方は次の2つ。

● 炭酸泉の温泉に入る
炭酸泉とは二酸化炭素(炭酸ガス)が溶け込んだお湯のことで、天然炭酸温泉と人口炭酸泉があります。天然炭酸温泉の中にはお湯を飲用できるところもあります。

● お風呂に炭酸入浴剤を入れる
湯船に炭酸入浴剤を入れると自宅でも手軽に炭酸入浴を楽しめます。商品によって炭酸濃度が異なり、「高濃度」をうたうものも。また、香料や着色料を配合しているものもあるので、成分をチェックして好みに合わせて選びましょう。

体を芯から温める効果

お湯に溶けだした二酸化炭素(炭酸ガス)が皮膚に浸透すると、血管が拡張して血流がよくなります。体が芯から温まり、湯上り後もポカポカとして持続性が強いため、特に冷え性の女性におすすめです。また、炭酸ガスは不要な角質を取り除く効果もあるので美肌も期待できます。

3.炭酸コスメ

美容効果を重視するなら炭酸コスメがおすすめです。

「血行促進」「ターンオーバー正常化」に効果

炭酸コスメには洗顔フォームや化粧水、美容液、パック、シャンプーなどさまざまなアイテムがあります。炭酸コスメをスキンケアに使うことで期待できる効果は主に次の2つ。

● 血行を促進する
二酸化炭素(炭酸ガス)が血行を促進することで、肌に栄養が届きやすくなります。

● ターンオーバーの正常化
二酸化炭素(炭酸ガス)が不要な角質をはがし、ターンオーバーの正常化をサポートしてなめらかな肌に導きます。ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのサイクルのこと。加齢とともにターンオーバーは遅くなり、古い細胞が居座り続けることでシミやくすみの原因になるといわれています。

敏感肌の人は注意

二酸化炭素(炭酸ガス)が高濃度の化粧品は肌への刺激になりやすいため、敏感肌の人は注意しましょう。肌に合うかどうか確認したいときは、腕の内側などでパッチテストを行う方法があります。

(まとめ)
炭酸は好みや目的に合わせてさまざまなアプローチができます。楽しみながら生活に取り入れて、健康や美容に生かしましょう。

この記事の監修者

JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長
草野由美子

草野由美子

エステティシャン、専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

元記事で読む
の記事をもっとみる