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【iPhone】「アップデートすると“バッテリーの持ちが悪くなる”ってホント?」→“バッテリーの3つの噂”と、長持ちさせる方法について解説

  • 2025.6.30
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

iPhoneのバッテリーを少しでも長く保ちたいと考えるユーザーは多い。そのため、バッテリー長持ちに関する情報は巷にあふれていますが、中には誤解に基づいたものも少なくありません。

そこで今回は、よく耳にする3つの噂について、客観的な事実に基づき解説したいと思います!

噂その1 過充電はバッテリーを消耗させる?

この噂は、かつてのニカドバッテリーやニッケル水素バッテリーの時代に当てはまった「メモリー効果」という現象が背景にあると考えられます。

メモリー効果とは、バッテリーの残量が残っている状態で繰り返し充電を行うと、実際には容量が残っているにもかかわらず、電圧が一時的に低下してしまい、あたかもバッテリーが空になったかのように機器が停止してしまう現象のことを指します。

しかし、iPhoneに採用されているリチウムイオン電池は満充電後の制御機能が備わっており、充電器に接続し続けても常に充電され続けるわけではありません。Apple公式も「過充電を心配する必要はない」と明記しています。

また、iOSには「バッテリー充電の最適化」機能があり、バッテリーの劣化を抑えることが可能です。この機能によって、日常的な充電習慣を学習し、80%以上の充電を遅らせる仕様となっています。

つまり、過充電のリスクについては、現行のiPhoneでは極めて低いということです。

噂その2 アップデートするとバッテリーの持ちが悪くなる?

iOSのアップデート直後にバッテリーの減りが早くなったと感じる声は少なくありません。しかし、この現象の原因を探ると、新機能のバックグラウンド処理やインデックス作成などによる一時的な消費電力の増加である場合が考えられます。

つまり、アップデート自体が直接バッテリーを悪化させるわけではありません。

ただし、ほとんどは数日経てばバッテリー消費問題は解消されますが、中には問題が長期間続くこともあります。そのときは、設定の見直しや、特定のアプリケーションのバッテリー消費状況を確認する必要があります。

噂その3 たまに0%まで放電させたほうがいい?

この噂は、古いバッテリー技術に基づき広まった誤解です。

そもそも、iPhoneに使われているリチウムイオン電池には「メモリー効果」は存在しません。そのため、意図的に0%まで使い切る行為は不要です。むしろ、過度な深放電はバッテリーの寿命に悪影響を与えるおそれがあります。

Appleが推奨しているのは、iPhoneのバッテリーを20%〜80%の範囲で利用することです。バッテリーへの負荷を軽減し、寿命を延ばす効果が期待できます。

0%まで使い切るのではなく、定期的な充電を心がけることがバッテリーを長持ちさせる上で重要です。

噂に振り回されず、Appleの推奨に従うのが最善

リチウムイオンバッテリーの性能は高く、過度に神経質になる必要はありません。

バッテリーの寿命を延ばすためには、誤った情報に流されるのではなく、Appleが提供する省電力機能を正しく活用することが重要です。

最適化された充電、最新のiOSアップデート、そして20〜80%の範囲で使う。これらを意識するだけでも、バッテリーは比較的長持ちするでしょう!


ライター:さかもとちひろ
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー、サービス、マネーなどを執筆。趣味は映画鑑賞と飼いねこと遊ぶこと。2級FP技能士
編集:TRILLニュース