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「若干吐き気がした」「後にも先にもこのドラマだけ」“型破りな脚本”にSNS大荒れ…だけど“快挙を成し遂げた”大反響の一作

  • 2025.6.19

名作と言われるドラマの中には、私たちにさまざまな問いを投げかける作品があります。今回は、そんな「考えさせられる名作」を5つセレクトしました。
本記事では第1弾として、ドラマ『リコカツ』(TBSテレビ)をご紹介します。交際ゼロ日で結婚したふたりが、新婚早々に離婚を決意――。離婚から始まるラブストーリーの結末とは…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

「交際ゼロ日で結婚」…祝福の裏で始まった“水面下の別れ話”

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『リコカツ』(TBSテレビ)
  • 放送期間:2021年4月16日〜6月18日
  • 出演:北川景子(水口咲 役)/ 永山瑛太(緒原紘一 役)

ファッション雑誌の編集者・水口咲(北川景子)は、航空救難団のエース隊員・緒原紘一(永山瑛太)と運命的な出会いを果たし、交際ゼロ日で結婚します。

自由な家庭で育った咲と、生真面目な自衛官一家に育った紘一は、性格も価値観も正反対。新婚生活を始めたふたりは、生活習慣の違いから衝突を繰り返し、“離婚活動”――いわゆる“リコカツ”を始めることになります。
しかし、職場や家族から盛大に祝福された手前、すぐに打ち明けることができず、水面下で“リコカツ”を始めるのですが――。

 誰もが納得した“ハマり役”

ドラマ『リコカツ』は、TBSプロデューサーの植田博樹さんが目にした「ゼロ日婚の人が、即離婚する」というニュースをきっかけに生まれたそう。そして主演に抜擢されたのは、北川景子さんと永山瑛太さんでした。

丸2年ぐらい、北川さんと永山さんのスケジュールが合うのを待ちました。
出典:リコカツ:北川景子×永山瑛太のキャスティングにこだわり「丸2年待った」 ドラマPの“実体験”からスタート(MANTANWEB)2021年4月10日配信

この言葉からもわかるように、企画は当初からこの二人の共演を前提に進められました。
このキャスティングは見事に功を奏し、特に瑛太さんについては「瑛太が演じる緒原紘一が完璧なハマり役」と絶賛の声が相次ぐことに。

放送後は配信でも注目を集め、TVerが発表した2021年4〜6月期の「番組再生数ランキング」では、全配信番組の中で総合第1位を獲得。全10話の累計再生数は1979万回を記録し、TVer歴代番組別再生数でも1位となる快挙(※2021年当時)を成し遂げました。

「ババアの説教は以上ですか?」の一言にSNS大荒れ

『リコカツ』のなかで特に話題になったのが、北川景子さん演じる咲が後輩から「ババア」と呼ばれる場面です。

はいはい。ババアの説教は以上ですか?見た目だけの先輩の言葉はなんにも響きませんので出典:TBS系ドラマ『リコカツ』第1話より

というセリフに対し、SNSでは「北川景子がババアなら世の中の全てがクソババアや」「ババア呼ばわりされてるシーンを観て若干吐き気がした」「北川景子をババアと呼んだ罪はデカい」「戦慄が走った」「北川景子にババアって言えるドラマは後にも先にもこのドラマだけかもな… 」といった反応が相次ぎました。

「北川景子様の美しさしか頭に入らない」「北川景子様ってあの号泣具合でも顔面国宝なんですね お手上げです」といった投稿もあるように、まさに美しい女優の代表格である北川さんだからこそ、視聴者に強いインパクトを与えたシーンとなったようです。

離婚、復縁、そして再出発

『リコカツ』は、「離婚から始まるラブストーリー」という斬新な設定と、夫婦や家族のリアルな描写が共感を呼びました。

「本当に離婚って色んな人たちを巻き込むし傷付けることになるよね」「夫婦の関係について考えさせられるのも本作の面白さだ」といった声からも、登場人物に自分を重ねた視聴者が多かったことがうかがえます。

最終回には、「リコカツ最終回みた!!!さいこ〜に楽しかった!!!」「皆が、離婚から復縁に戻るのがこのドラマらしく終わり、大満足」「とっても考えさせられる素敵なドラマでした!」など、多くの反響が寄せられました。

離婚をきっかけに夫婦が本音で向き合う姿を描いた本作は、関係の終わりではなく、再出発を照らしだした作品です。「夫婦とは何か」「家族とは何か」を問いかける『リコカツ』は、まさに“考えさせられる名作”といえるでしょう。


※記事は執筆時点の情報です