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大人が意外と知らない算数「体重90tの恐竜、kgにすると?」→正しく答えられる?

  • 2025.6.6
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図鑑を見ていると恐竜の体重はtで表されていることが多いですが、日常ではあまりなじみのない単位ですよね。

子どもに「この恐竜、ぼくの体重の何倍なの?」と質問されて、返答に詰まってしまう人も多いのではないでしょうか。

今回の問題で、tは何Kgなのかを確かめてみましょう。

問題

最も重い恐竜とされるアルゼンチノサウルスは、推定体重約90tとも言われています(※諸説あり)。
さて、90tは何Kgでしょうか?

正解

正解は「90000kg」です!

0の数は4つです。

もし体重が30kgの子どもがいたとしたら、90000÷30=3000なので、アルゼンチノサウルスは人間の子どもの3000倍も重いことになります。

身近なkgに直すと、最大重量の恐竜の重さがより実感できるのではないでしょうか。

さて、次項ではtとkgの単位換算をする「ポイント」を紹介します。

ポイント

単位換算のポイントは、「ある単位一つ分がもう一つの単位のいくつ分に当たるか」を明らかにすることです。

今回は、tとkgの比較だったので「1t=1000kg」だということが分かっていれば大丈夫です。

90tは1tの90倍だから、1000kg×90=90000kgと計算すれば答えが出せますね。

日本の小学校で習う重さの単位は、次の通りです。1000ごとに切り替わると覚えておくと便利ですよ。

1000mg=1g
1000g=1kg
1000kg=1t

国によって違うt?

と、ここまでは、日本で使われているtの単位換算ルールを紹介しました

1t=1000kgという単位換算は、フランス式のもので、メートルトンや仏トンと呼ばれているものです。日本もこの基準に沿ったトンを採用しています。

実はtの単位換算は、地域によって微妙にずれがあります。

主に英国で使われている大トン(英トン)は、1t=約1016kg。一方で、主にアメリカやカナダで使われている小トン(米トン)は、1t=約907kg。1000kgよりも少し軽かったり、重かったりするのです。

このようなずれが起こるのは、単位ルールを国際的に統一する以前に、各国で使われていた単位の違いが現在にまで影響しているためです。

試しに英和辞典でtonという単位を調べてみてください。1t=1000kg以外の解説が見られるはずです。

まとめ

tは、「とても重い量」を表すのに便利な単位です。

tとkgの関係は、国によって微妙に異なりますが、日本では1t=1000kgと覚えておけばよいでしょう。

これから恐竜図鑑を見たときは、頭の中で体重をkgに直すと、その大きさが実感しやすいかもしれませんよ。ぜひ、試してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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