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『餃子』のタレをつけるのは…焼き目?それとも反対側?→知っておきたい『餃子』を食べる時のコツ【プロが監修】

  • 2025.6.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

家庭でも外食のメニューとしても大人気の餃子。みんなでワイワイ食べるのも、1人でじっくり味わうのも美味しいですよね。でも、餃子はカジュアルな料理ながら、食べ方やマナーにちょっとしたコツがあるのです。

今回は『餃子』を食べる時のマナーをテーマに、餃子を食べる際の基本的なマナーや心遣い、食べ方のポイントをご紹介します。これを読めば、食事の時間がワンランクアップすること間違いなしです!

餃子はひと口で食べる

餃子は基本的に、ひと口で食べるものです。餃子の皮の中には、具から染み出したスープも包まれているので、噛み切ると旨みが流れ出してしまうからです。

ひと口で食べるのが難しい大きさなら、箸で取った状態で噛み切って、ふた口で食べます。その際、噛み切った残りの餃子を皿に戻してはいけません。箸で持ったまま、すぐにふた口目を食べるようにしましょう。小籠包のように、中に包まれているスープが多いものは、レンゲで支えてスープをこぼさないようにします。

大きいからといって、餃子を皿に置いて箸で切ると、具やスープがこぼれだして見た目が汚くなってしまいます。旨みも流れ出てしまうので、噛み切って食べましょう。

タレをつけるのは焼き目のないほう

焼き餃子の場合、焼き目のあるほうに醤油などのタレをつけると、せっかくのパリッとした食感が損なわれてしまいます。タレをつけるなら、焼き目とは反対側の柔らかいほうにつけます。

多くの中華料理店では、テーブルにある醤油・酢・ラー油などを好みで混ぜてタレを作るようになっています。醤油と酢のバランスは1対1が基本ですが、醤油のみ、酢のみといった食べ方をしてもマナー違反ではありません。

噛み切ってふた口に分けて食べる場合は、再度タレをつけても構いません。ただ、噛み切ったところをタレにつけると、具やスープがこぼれてしまったり、餃子の中にタレが染みて味が濃くなってしまうことがあります。ふた口目をタレにつける場合は、噛み切ったほうではない反対側をつけるといいでしょう。

水餃子はレンゲを使って食べる

水餃子は焼き餃子より水分が多く箸で取りにくいので、レンゲを小皿代わりに使って食べます。レンゲの上に水餃子を乗せ、箸で取ってひと口で食べましょう。

餃子が大きい場合には、レンゲに乗せた状態で箸で2つに切り、ふた口でいただきます。レンゲに流れ出たスープも全部飲みたいところですが、中華料理ではレンゲを口に含むのはマナー違反です。レンゲの先端を唇につけて、流し込むようにしましょう。

水餃子には、お湯で茹でたものと、味付きのスープで茹でたものがあります。スープ水餃子の場合は、スープも飲み切ってしまってかまいません。レンゲを右手に持ち替えて、すくって飲みましょう。

スマートに餃子を楽しもう

餃子を食べる際に注意したいポイントをご紹介しましたが、いかがでしょうか。餃子のマナーは、味わいを最大限に楽しみつつ、美しい所作を意識するためのものです。

絶対に守らなければいけないルールではありませんが、気持ちよく食べるためにぜひマナーを守って餃子の美味しさを存分に堪能しましょう。

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。
※シーンなどによってマナーが異なる場合があります。


監修者:鮎永麻琴

元国際線CA。「コミュニケーション帝王学®」開発者。
自分らしいコミュニケーションの在り方や関わり方を伝えるオンラインアカデミーを開校。