「ブスだし貧乏くさい」婚約者の母に追い返された私。彼をATM扱いし周囲を見下す性悪女の末路とは

私は、環境保護活動の企画運営やリサイクル事業をおこなう会社を経営し、ボランティア活動にも携わっています。そしてプライベートでは、こうした活動に賛同してくれる彼氏・A男と婚約。彼の実家に結婚のあいさつをしに行くことになったのですが……。

A男の実家を訪問する当日、私は約束の時間より少し早く実家の近くに到着しました。すると、A男から電話が。

「実は、父さんが事故にあって。軽傷だから心配することはないよ。病院で手続きを終えたら、父さんと家に帰る。母さんは家で君を待っているから、先に上がっていてもらえるかな？」

緊張しながらインターフォンを押すと、玄関で待ち構えていたのは着物姿の女性。そして私を一目見た瞬間、声を荒らげたのです。

「あなたは誰？これから息子の、美人でかわいい婚約者が来るの。それにしてもあなた、ブスだし服は貧乏くさいわねww」

自分が地味なタイプだとは自覚していますが、TPOをわきまえた服装をしてきたつもりです。A男はいつも私のことを「世界一美人でかわいい」と言ってくれるので、お母さんにもそのように伝えたのでしょうか……。

私があ然としていると、「いつまでも突っ立っているんじゃない！」と言われ、自分が婚約者だと説明する暇もなく家から追い出されたのでした。

ひとまず、私は自宅に帰りA男に連絡。話を聞いたA男は、病院後にお父さんを連れて私の家に来てくれました。そして、A男のお父さんを見て私はビックリ。お父さんも驚いた顔をしています。

「あ、あなたは……！」

「社長さんですよね！？」

そう、なんとA男のお父さんは、わが社の新規取引先となる会社の社長さん。うちの会社の企業精神や活動に共感してくれて、これから深いお付き合いになる予定でした。私は、先日来社された彼にあいさつをしたばかりだったのです。

「母さんがとんでもないことを……。嫌な思いをさせて本当にごめん」

「妻の非礼を代わりにお詫びさせてください。本当に申し訳ない！」

2人は深々と謝罪してくれました。

その日の夜。A男は私にビデオ通話をかけてきました。どうしても、私に見届けてほしいことがあるそう。そこには、キンキン声でわめくA男のお母さんが映っていました。

「あなたの婚約者、丸一日待ったけれど来ないじゃない！」

A男は冷静に答えます。

「母さんが追い返したじゃないか」

「えっ！？ま、まさか今朝の貧乏女が……」

すると、お父さんが声を荒げます。

「なんて失礼な！彼女は、エコロジー業界で名をはせる会社の代表者だよ。今度うちの会社と取引をしてもらえることになったばかりなんだぞ！」

お母さんはしどろもどろになって、「そ、そんな……！もし知っていたら、失礼な態度はとらなかったわよ」と言い訳。お父さんは激怒し、「相手が誰でも、貧乏人と見下していいわけがないだろ！」と一蹴しました。

そして、A男も母親に詰め寄ります。

「母さんは、僕や父さんの財布から勝手にお金を盗んで、好き勝手使っていたよね？僕たちが知らないとでも？もう許せない。親子の縁を切らせてもらう」

続いてお父さんも宣言。

「お前とはもう離婚だな。前から夫と息子のことなどATMとしか思っていなかっただろう。もう息子も結婚して家を出ることだし。お前といては仕事にも支障が出る」

一部始終をビデオ電話越しに見ていた私はびっくりしながらも、もうあのお母さんと関わらずに済むのかと一安心しました。

こうして、夫にも息子にも絶縁された彼女は、泣く泣く実家に出戻って生活しているよう。これまで傍若無人なふるまいをしてきたため、寄り添ってくれる人もいないのだとか。

一方の私は、A男と晴れて夫婦となりました！ 2人でラブラブな日々を過ごしています。もちろんお父さんも大喜び。お父さんとの新規事業が軌道に乗ったお陰で会社の仕事も拡大し、やりがいが増しました。ボランティア活動も順調で、まさに幸せいっぱいです。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者：ライターベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室

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