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Tシャツには人が出る。画家・平松麻

  • 2025.5.2
Tシャツには人が出る。画家・平松麻

キャンバスに絵を描くように作った私のTシャツ

着ていると「なに、この顔?」と突っ込まれますが、これはGペンで自作したネコの絵です。昔から自分でTシャツを作ってみたいという気持ちがあったのですが、そのうちに、《Tシャツくん》という、Tシャツを刷れるシルクスクリーンプリントキットを友人が持っていると聞きつけ、濃いめの赤いボディに、黒1色のプリントで何枚か刷らせてもらいました。

いかにも悪魔っぽいのに、たらこ唇で描いたネコのタイトルは「ネコギャング」。一枚ずつ刷ってはインクが乾くまで干してという手作り感は、気軽に試せる創作物だし、何より自分のラクガキがそのままTシャツになるというのは楽しい経験ですね。結構気に入っていて、普段から家でもお出かけの時にもよく着ているんです。

Tシャツ
このネコギャングTシャツを素敵と思ってくれた知り合いがギフト用に頼んでくれて、正式に80枚刷ったこともあるのだそう。

profile

画家・平松麻

平松麻(画家)

ひらまつ・あさ/1982年生まれ。油彩画を中心に、「雲」を主なモチーフとして自身に内在する景色を描き、展覧会での作品発表を軸に活動。書籍の挿画や文筆も手がける。

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