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「年齢2度見」「不老不死では?」野沢雅子(88)『アンパンマン』声優就任でネット騒然 改めて振り返る“伝説の経歴”

  • 2025.5.29

まさかの“レジェンド交代劇”に驚きと期待の声

『それいけ!アンパンマン』で長年親しまれてきたキャラクター・おむすびまん。その声を実に約36年間にわたって演じてきた京田尚子さん(90)が、今年4月に高齢を理由に降板することが発表されました。SNSでは「幽☆遊☆白書の人か」「90歳まで声優やってるのすごい」と、京田さんが90歳になってもおむすびまんを担当していた事実に感服する人も。

そして5月28日、その後任として発表されたのが、声優界のレジェンド・野沢雅子さん(88)です。野沢さんは「182歳まで(声優を)やる」とユーモアを交えて語るほど現役続行に意欲的で、大きな注目を集めています。「まさに“レジェンド交代劇”90歳から88歳へバトンが渡る世界」「年齢2度見」「不老不死では?」「アンパンマンだからこそ成立する」「めちゃくちゃ楽しみ!」といったコメントが飛び交い、世代交代というより“世代並走”とも言える交代劇に、驚きと期待が広がっています。

目玉おやじやラスカルも!?野沢雅子が歩んだ“声”の軌跡と名キャラクターたち

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(C)SANKEI

野沢雅子さんの代名詞ともいえるのが、『ドラゴンボール』の孫悟空。元気でまっすぐな性格の悟空は、野沢さんの明るくエネルギッシュな声により命を吹き込まれ、今や国民的キャラクターとなりました。悟空だけでなく、息子の悟飯や悟天なども一人で演じ分ける巧みな技術も高く評価されています。

今回のおむすびまん役就任に際して、『アンパンマン』でばいきんまん役を演じる声優・中尾隆聖さんがドラゴンボールでフリーザ役を担当しているという背景から、SNSでは「話によってはおむすびまん(悟空)VSバイキンマン(フリーザ)」といった声も上がっています。

また、『ゲゲゲの鬼太郎』(1968年〜2018年)では、かつて主人公の鬼太郎を演じた後、第6シリーズからは目玉おやじ役として再登場。コミカルさと重厚感を兼ね備えた演技で、妖怪世界の深みを支えています。

『あらいぐまラスカル』(1977年放送)では台詞らしい言葉を発さないラスカルの鳴き声だけで、その心情を表現するという繊細な演技を披露。声の幅だけでなく、感情の機微を感じさせる表現力も野沢さんの大きな魅力です。

『銀河鉄道999』(1979年公開)の星野鉄郎役も印象的で、泣き虫の少年から大きく成長した鉄郎が「メーテル!」と叫ぶその声は、今も多くの人の記憶に残っています。

誰もが一度は聞いたことがある数々のキャラクターを演じてきた野沢さんは、まさに日本のアニメ文化を支えてきた存在です。「全ての既存の役は野沢雅子と山寺宏一に収束されている」「この時は気がついていなかった」といったコメントもあり、野沢さんと親交の深い大物声優・山寺宏一さんと共に“声優界のダブルレジェンド”として、長年の活躍がユーモラスに称えられました。

生涯現役声優・野沢雅子の新たな伝説が始まる!

90歳の京田尚子さんから、88歳の野沢雅子さんへと受け継がれたおむすびまんという役は、声優という仕事が年齢を超えて可能性を広げられる職業であることを、改めて教えてくれます。

どのような新しいおむすびまん像が生まれるのか、そして野沢さんのエネルギッシュな声がどのように作品の中に溶け込んでいくのか、今から放送への期待が高まります。
レジェンド同士による“バトンタッチ”が、またひとつ日本アニメ界に新たな伝説を刻むことになりそうです。


※記事は執筆時点の情報です