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「気持ち悪い、いなくなれ」背中にひどい言葉を貼られた女子高生……街行く人の行動に「涙が止まらない」

  • 2025.5.28

“Random Acts of Kindness”(あらゆる状況の中での不特定の人に対する親切な行為)をテーマにさまざまな社会実験を行っているYouTubeチャンネル『NotAlone~みんなひとりじゃない~』。プロの俳優が日常で起こり得るシチュエーションをリアルに演じ、その場に居合わせた人の心の中にある優しさや勇気を引き出す動画は注目を集めており、登録者数は85.5万人(2025/05/27時点)を誇ります。

今回は数ある動画の中から『「気持ち悪い」背中にひどい言葉を貼られた女子高生…女子高生に寄り添う人々の行動に涙』をピックアップ。30.9万回以上再生(2025/05/27現在)されているこの動画では、ひどい言葉が書かれた紙を背中に貼られている女子高生を見かけた4人の反応が紹介されています。

背中にひどい言葉の貼り紙をつけた女子高生を見かけた人々の反応は?

街を歩いている女子高生。その背中には「気持ち悪い 死ねよ いなくなれ」と、ひどい言葉を書かれた紙が貼られています。

今回は、この様子を見た周りの人がどのような反応をするのか検証します。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

1人目としてクローズアップされた女性は「ちょっと後ろごめんなさい。ゴミがついてて…」と言いながら近づきます。そして、女子高生の背中に貼られていた紙を剥がすと「これは私が捨てとく」と紙を自分のバッグにしまいました。

女子高生が学校でいじめに遭っていることを知った女性は「話せる人いる?」と優しく語りかけます。そして「今は学校が全てみたいに見えてしまうかもしれないけど、全然そんなことないと思うし、ちょっと引いて見れば、いろんな世界が見えてくると思う」と、女子高生を励ましました。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

2人目の男性は、女子高生に近づくと無言で紙を剥がして立ち去ろうとします。女子高生が呼び止めた後、学校でいじめられていることを伝えると、男性は「普通にいつも通りいることが、一番仕返しになるんじゃないかと思う。変わろうとか、大人にならなきゃとか思わないほうがいいと思う」とアドバイス。

さらに「今度嫌なことされたらぶっ飛ばしに行くわ」と彼女を勇気づけます。実はこの男性もいじめられた経験があり「ぶっ飛ばせるようになりたい」と格闘技を習っているのだそう。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

3人目の男性は、女子高生に声をかけてから紙を剥がしました。彼女が学校でいじめられていると知り「嫌だとか言える?」「辛いね」と丁寧にコミュニケーションを取ります。

「今いる場所が全部じゃないと思う。これから、自分がすっごいハッピーになると想像するの。そうすると絶対幸せになる」と励ます男性。彼はハッピーになるためにいろんな言葉を書いているそう。彼女にも「今が今じゃない」という言葉を紙に書いて渡しました。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(youTube)

4人目の男性は、女子高生の後ろから近づくと背中に貼られていた紙を剥がし、そのまま手で丸めながら歩き去ろうとします。彼女が「なんて書いてありましたか?」と尋ねても「何も書いてなかった」「紙が貼ってあった」としか答えません。

彼女が学校でいじめられていると分かると、男性は「いじめられないようにしようっていうよりも、気にしないことを頑張る努力した方がいい」「アルバイトするとか、出会いの場広げて。学校だけじゃないから」とアドバイスしました。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

貼り紙を剥がしたそれぞれの人の心境は?

最後にスタッフが登場し、手を差し伸べてくださった方々に、社会実験であることを説明します。「なぜ紙を剥がしてくれたのですか?」とスタッフが問いかけました。

女性は「彼女(女子高生)自身見られたくない姿をさらしてしまう時間は、ちょっと苦しいものもあるんじゃないかなと思って、剥がしました」と回答。また「言葉は人を楽しくすることもあれば、簡単に傷つける武器にもなる。こういう貼り紙を面白半分にやる人もいると思うが、言葉を軽々しく使わないでほしいと思う」とも訴えていました。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

ハッピーになる言葉を書いているという男性は、なぜ紙を剥がしたのかという問いに「ハッピーなことじゃない文字を見るのが嫌いだったから」と答えました。

さらに、男性自身にも娘さんがいるそうで「自分の娘が同じような目に遭うのは嫌だ」という気持ちもあったとのこと。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

4番目に登場した男性は、貼り紙を剥がした後、女子高生に「何も書かれていなかった」と答えた理由について「貼られてなかったことにするのも、ひとつの手かなと…。いろいろあるんだろうなと思ったけど」と回答。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

2番目に登場した男性は「ぶっ飛ばしにいく」と彼女を勇気づけた理由について「僕が怒りたくなっちゃったっていうか、ちょっと見てられなかったという感じ」と話します。「本当は本人に見せないように帰れたらよかったんですが、見つかっちゃいましたね」と続けました。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

最後に、女子高生役を演じた俳優の紅葉(くれは)さんは、ハッピーな言葉を書いているという男性から改めて「今が今じゃない。好きを楽しめ」という言葉を贈られます。「俳優としてもがんばってね」とエールを送ってもらっていました。

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出典元:『NotAlone~みんなひとりじゃない~』(YouTube)

視聴者の反応は…

引用元のコメント欄には、女子高生に接した人それぞれの優しさに拍手を送る声が多く挙がっていました。

気づかれないようにさりげなく剥がす人 ちゃんと伝えてから剥がす人 どちらも優しさですね
汚い言葉を綺麗な言葉で上書きして消してくれるお兄さんとても素敵だなって思いました
優しい人もいるんだな、この世の中。めちゃ泣いた。
皆さんの優しさに涙が止まりませんでした。世の中もっとこういう優しさに溢れた人達でいっぱいになりますように…。

面倒なことに関わりたくないという人も少なくない中、こうして気にかけて声をかけてくれる人がたくさんいるのだと分かる動画でした。


動画:『「気持ち悪い」背中にひどい言葉を貼られた女子高生…女子高生に寄り添う人々の行動に涙
協力:『NotAlone~みんなひとりじゃない~

NotAlone~みんなひとりじゃない~
“Random Acts of Kindness”(あらゆる状況の中での不特定の人に対する親切な行為)をテーマとするさまざまな社会実験を行い、視聴者に届けているYouTubeチャンネル。プロの俳優が日常で起こり得るシチュエーションをリアルに演じ、その場に居合わせた人の心の中にある優しさや勇気を引き出す動画に、感動の声が多数寄せられている。
・Instagram:Not Alone〜みんなひとりじゃない〜
・tiktok:notalonejp
X:NotAlone

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。