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「なんで今?」陣痛が始まり病院へ向かう途中、夫がトンデモ行動。しかし、腹立たしい行動には理由が!

  • 2025.4.30

私には7人の子どもがいます。第7子を出産するにあたり、夫だけでなく、当時2歳、3歳、6歳、8歳、11歳の子どもたちにも出産に立ち会ってもらうことを希望しました。近くに助産院がなく、自宅出産や助産院での出産は断念しましたが、子どもたちも立ち会いOKの病院に出合いました。出産当日、病院へ向かう途中に夫がとったある行動に驚いたエピソードをお伝えします。

※コロナ禍前の体験談です

子どもたちにも出産を見守ってもらいたい

第7子の妊娠が判明したとき、私は上の子どもたちにも出産の大変さや、すばらしさを感じてもらいたいと思い、家族全員での立ち会い出産を希望しました。助産院にも問い合わせましたが、遠すぎるため自宅出産は不可。

しかし、幸い子どもたちも立ち会いOKの病院を見つけました。私は自然分娩を希望していたため、お産がいつになるかわからずドキドキする日々を過ごしました。

家族で病院へ! 夫の行動に驚き

妊娠38週で早朝4時ごろに破水し、陣痛が始まりました。奇跡的に、4時30分ごろには子どもたちが全員起床。全員で車に乗り込み、病院へ向かいました。

ところが、病院まであと1〜2分というところで、なんと夫がコンビニに停車し、「朝ごはんのパン食べる人〜!」と子どもたちに呼びかけたのです。「わーい! 食べる、食べるー!」と子どもたち全員と夫はコンビニ店内へ。

陣痛MAXのなか、私は車内で待つことになり不安を感じましたが、数分でパンの購入を済ませた家族が戻って来て、無事に病院へたどり着きました。病院の入り口で車椅子を広げて私を迎えてくれた助産師さんが天使に見えたことは言うまでもありません。

家族が見守るなか、無事出産

私はひと足先に分娩室へ。一方、夫と子どもたちは車内でパンを食べてから分娩室へ来てくれました。陣痛の最中だった私は、夫の行動がのんき過ぎると思いましたが、実は夫が機転をきかせたゆえの行動だったのです。

朝早く起床した子どもたちに朝ごはんも食べさせず立ち会いさせてしまったら、おなかが空いて誰かがグズり始め、夫がグズる子どもを連れて分娩室から出なければならなくなっていたかもしれません。

しかし、腹ごしらえを済ませていたおかげかグズる子は1人もおらず、時折「お母さん頑張れ〜!」と応援しながら、温かく出産を見守ってくれました。そして、家族全員に赤ちゃん誕生の瞬間を見守ってもらい、私の希望がかないとてもうれしい瞬間となりました。

立ち会い出産から3年経っても、子どもたちは今でもそのときのことを話してくれます。赤ちゃんの誕生の瞬間に立ち会えたことは、子どもたちにとって貴重な経験となり、良い思い出となっているようです。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:藤原ナオミ/女性・主婦。3男4女の母。ハワイ留学中に学生結婚。育児の合間を縫って英検1級、TOEIC970を取得。ハワイ州にある観光施設のマーケティングを担当し、翻訳やPRに携わる。自身の体験をもとに、子育てに関する体験談を執筆中。

作画:こちょれーと

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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