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「ただの不倫」「奥さんがかわいそう」“美化された脚本”に苦言も…「観た甲斐あった」大絶賛の秀作

  • 2025.6.3

今回は“キャストの快演が見事な秀作”になった名作映画5選をセレクトしました。

本記事では第3弾として、2024年配信のドラマ『さよならのつづき』をご紹介。この作品では、ストーリーだけではなく、有村架純さんの演技が注目され、昨年下半期の話題作となりました。ぜひ最後までにご覧ください。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です。
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます。

『さよならのつづき』どんな作品?

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(C)SANKEI
  • 作品名:ドラマ『さよならのつづき』
  • 配信:Netflixにて2024年11月14日より独占配信(8エピソード)

あらすじ

北海道・小樽のコーヒー会社に勤務する菅原さえ子(有村架純)は、数年前のハワイ出張時に偶然出会った中町雄介(生田斗真)と再会し、恋人関係に発展します。しかし、雄介からプロポーズを受けたその日、彼は雪山での雪崩事故により命を落としてしまいます。

深い悲しみに暮れるさえ子のもとに、雄介の心臓を移植された大学職員である成瀬和正(坂口健太郎)から感謝の手紙が届きます。

成瀬は、移植後に自分のものではない記憶のフラッシュバックに戸惑いながらも、さえ子と偶然出会い、次第に惹かれ合っていきます。しかし、成瀬には妻・ミキ(中村ゆり)がおり、二人の関係は複雑なものとなっていきます。

ただの恋愛ドラマではない…命の大切さと愛を物語った作品

ドラマ『さよならのつづき』は、愛と命、そして運命をテーマにした映像作品。切ないラブストーリーに多くの視聴者が涙したことでしょう。

主人公の菅原さえ子(有村架純)と成瀬和正(坂口健太郎)は、お互い惹かれあっているのに、成瀬には妻がいる。

徐々に惹かれ合うふたりの様子を、有村架純さんと坂口健太郎さんは見事に演じきりました。違和感のない愛情描写は、純愛そのもの。しかし、実際に二人の関係は不倫に近しいものでした。そのため、一部では不快感を感じる方もいたようです。

キャストの快演が見事な秀作!

ドラマ『さよならのつづき』は、出演者の演技力の高さゆえに、様々な意見が寄せられています。SNSやレビューサイトには多くの声が上がり、「ただの不倫でしょ?」「奥さんがかわいそう」「ミキさん辛すぎて、途中で見るのやめた」「ただの不倫ドラマで胸糞悪い」という批判的な声も多く見受けられました。

しかし、本作の脚本を務める岡田惠和(よしかず)さんは次のように語っています。

・「批判が少ない方を選ぶのはやめようと思っていました。何が正しいか誰にもわからないというか、賛否両論分かれるきつい選択を全員がするんだなと」
・「登場人物の行動にしてもそうだし、展開にしても“楽な方”はとにかく選ばないようにしようと思った」
・「悲しい現実はなくならないので、それをどう乗り越えるのかっていうことが一番大きなテーマだった。問いかけで言うと、『人は人をどれだけ愛せるのか』『どれくらい愛し続けられるのか』ということですかね」出典:Youtube『『さよならのつづき』ラブトーク - Netflix』内インタビュー

SNSでも「本当の愛のカタチを教えてくれるそんなドラマだったと私は思う」「観た甲斐あったわ!有村架純作品を全部観ようと思うくらいに有村架純にハマッた」「有村架純と坂口健太郎の演技力とか脚本が良かった」「いい話だったし、役者もすごく良かったし、主題歌、米津玄師でホントに最高でした」絶賛する声も多く見受けられました。

ドラマ『さよならのつづき』は、正しさでは片付けられない愛のカタチを描いた作品といえるでしょう。映像の美しさにも高い評価が寄せられており、一話一話が映画作品のような完成度で作られている点も話題となった所以かもしれませんね。

ドラマ「さよならのつづき」有村架純さんと坂口健太郎さん、そして妻としての葛藤を見事に演じきった中村ゆりさんの演技に是非ご注目ください。


※記事は執筆時点の情報です