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スーパーに入店した日本人→カバンに『南京錠』をつけられる!?驚きの“入店ルール”に困惑…<マレーシア>

  • 2025.5.18
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出典:photoAC(写真はイメージです)

今回は、Yukioさん(30歳・自営業)がマレーシア滞在中に体験した、「日本ではまず経験しないようなスーパーの入店ルール」に戸惑った出来事をご紹介します。

約8年前、マレーシア・クアラルンプール日本語教師として生活していたYukioさん。
ある日、日用品を買いにスーパーへ出かけたところ、入口で思いもよらぬ“セキュリティルール”に直面することになります。

そのきっかけは、バッグの中に入れっぱなしにしていたあるもの…。

その正体
はいったい何だったのでしょうか。

海外での日本語教師生活スタート

2017年、私はマレーシアの首都クアラルンプール日本語教師として働いていました。 生活にも少しずつ慣れ、日常の買い物なども一人でこなせるようになってきた頃のことです。

その日も、近所のスーパーに日用品を買いに立ち寄りました。
ごく普通のスーパーマーケットで、特に変わった様子もありません。

しかし、入口で思わぬ“儀式”のようなものが待ち受けていたのです。

入店時、まさかの「カバンロック」!?

入口の自動ドアをくぐろうとすると、目の前にいた制服姿の警備員が私の動きを制止。

何事かと思っていると、カバンを差し出すように指示をされ、中を簡単に確認されたあと、チャック部分に「南京錠のようなもの」を取り付けられたのです。

え、え? これじゃカバンが開けられないじゃん…!

そう、このスーパーでは、万引き防止のため、入店時に客の私物バッグをロックするのが通例だったのです。
(※現地では特に珍しくないルールだそうです)

「財布を取り出したい」=一度退店&警備員の冷たい目線…

このとき私は、何も考えずに財布をカバンの中に入れっぱなしにしてしまっていました。

レジに向かってからその事実に気づいた私は、仕方なく「一度店を出て、ロックを解除してもらい、財布を取り出す」という面倒な流れを踏むことに。

しかしロック解除を頼んだ際の警備員の対応はというと…明らかに面倒そうな表情と態度。

スーパーに通ううちにその警備員さんと仲良くなり、話を聞いてみるとカバンの中に財布を忘れていく人の数が多く「毎日うんざりしている」とのことでした。

ルールはルールなのですが、日本人としては“とても新鮮で少し気まずい体験”だったのを覚えています。

「当たり前」が違うという感覚

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出典:photoAC(写真はイメージです)

この出来事で改めて感じたのは、「日本では普通のこと」が、「海外では通用しない場面」が本当にたくさんあるということ。

マレーシアではこのように、“防犯”が日常の中にしっかり組み込まれていて、人々もそれを当然のものとして受け入れているのだと実感しました。

たとえ小さな習慣でも、「その国の常識に合わせる」という姿勢が大切なのだと思います。



提供:Yukioさん(30歳・自営業)

※この記事では、体験者から提供されたエピソードを元に構成しています。
※体験は渡航当時の状況を基にしており、現在の事情とは異なる可能性があります。
※写真はすべてイメージです。