持病で優先席に座っていたら、突如『杖の先』を向けられる！？高齢男の“非常識すぎる行動”に非難＜海外＞

2025.5.10

バスや電車といった公共交通機関では、座席の譲り合いが大切だとされています。特に優先席は、高齢者や障がいのある方、妊娠中の方などに配慮するためのスペースとして設けられています。しかし、その「配慮」が時にトラブルの火種となることもあります。

以前、海外のSNS上では「バスの優先席に座っていた若い女性が、年配の男性から無理やり席を譲るように迫られた」という投稿が話題となりました。

投稿者はバスの中で持病による体調不良にも関わらず、見た目には健康そうに見えるため、年配男性から障がいの有無を詰問され、理不尽な思いをしたと言います。

この投稿をきっかけに、見た目ではわからない「見えない障がい」への理解と配慮の難しさが改めて浮き彫りとなりました。

今回は、「見た目で判断される優先席利用」に対する海外の方の反応を紹介します。

持病で優先席に座っていたら、おじいさんに杖の先を向けられた

この前の日曜の朝のことなんだけど、聞いてくれる？

この日はちょっとしんどくて、バスに乗って教会に向かってたの。まだ診断はついてないけど、お腹に強い痛みが出る持病があって、立ってるのもバランス取るのがつらいくらいなんだよね。だから優先席に座ってたの。バスって座る前に走り出しちゃうし。

そしたらあと3駅くらいで降りるってときに、年配の男の人が乗ってきてさ。私は友だちにメッセージ送ってて気にしてなかったんだけど、いきなり顔の前に杖の先を突きつけられて「君、障がい者か？」って言われたの。え？って聞き返したら、また「障がい者なのかって聞いてるんだよ」って。

バスはガラガラだったし、他の席も空いてるのに、なぜか私をターゲットにしてきて。「杖を顔に向けるのやめてくれる？」って言ったら、「そこは障がい者や高齢者用の席だ。君は障がい者なのか？」って食い下がってきたの。

「はい、障がいあります」って答えたら、「足はちゃんと動いてるみたいだけど」って。だから「バランス取るのが難しいんです」って伝えたのに、「最近の若者は必要もないのにそういう席に座ってるから、確認しないと」って…

もう我慢できなくて、ちょっと声を上げちゃって「人の医療のことを、バスの席ごときで詮索するのはすっごく失礼だと思います！」って言い返したの。

そしたら彼は別の席に座って「今どきの若者は礼儀がなってない」とかブツブツ言ってたけどさ...

バスを降りるときに運転手さんに「声を上げちゃってすみません」って謝ったら、「いい一日を」って言ってくれて、ちょっと救われた。

これって、私が悪かったのかな？

アメリカ合衆国の掲示板型ソーシャルニュースサイト「Reddit」にこのような投稿がされると、さまざまなコメントが寄せられました。

外国の方は「見た目で判断される優先席利用」についてどのような意見を持っているのでしょうか。実際に寄せられたコメントをいくつか紹介します。

自分の正義を押しつける人は厄介すぎる

私もステージ4の癌で背骨を痛めてて、40代で歩行器が必要なんだけど、スーパーで知らないおばさんに「そんな若いのに杖が必要なはずがない」って決めつけられたのよ。

警備員が「本人のですよ」って説明してくれたけど、それでも信じないの。うちの子どもまで「もう使わないでよ、恥ずかしいからさ」って落ち込んじゃってさ…

自分の正義を信じて疑わずに、押し付けてくる人は厄介すぎるよね。

何でも言い返さずに、穏やかに伝えてみてもいいかも

私も外からは分かりにくい障がいを持ってて、優先席に座ることあるんだけど、「あら、元気そうね」って言われたときは「実は神経の病気があって…」ってだけ伝えて終わりにしてる。

無駄な言い争いにならないし、自分のためにも落ち着いて伝えるのが一番だよ。

年齢だけで正義を振りかざすのは本当にやめてほしい

若いだけで「大丈夫なはず」って決めつけられるの、本当にしんどいよね。

私は絆創膏でぐるぐるの膝見せても「若いのに…」って言われるし、杖使ってても「それ必要なの？」って文句言われる。

目に見えない痛みだってあるんだよ。

「見た目じゃ分からない」ことを知ってほしい

これが私の最大の恐怖。

見えない病気で公共の場にいると、必ず変な人に絡まれる。
お願いだから、少しは想像力を持ってほしいよね。

「聞き方」と「タイミング」ってすごく大事

状況にもよるけど、「大丈夫ですか？」って聞くのと「お前、本当に障がい者か？」って聞くのでは大違い。

思いやりのある聞き方なら、たいていの人はちゃんと答えると思うけどな。

世代間ギャップもあったのかもね

もしかすると、その人は昔から「年配者が優先席に座るべき」という感覚が染み付いてて、悪気なくそういう態度になったのかも。

もちろん配慮は足りなかったけどね。

見えない障がいへの理解と共感

今回は、「見た目で判断される優先席利用」について、海外の方の反応を紹介しました。

多くのコメントが、「見えない障がい」の存在をもっと理解してほしいという切実な願いを込めたものでした。若いから、元気そうに見えるからといって、その人が健康で問題ないとは限りません。

公共の場では、相手の事情が見えないからこそ、お互いに丁寧な態度と想像力を持って接することが大切なのかもしれませんね。

出典：Reddit（Entitled old man demands my seat on the bus）