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【花江夏樹】中国アニメの魅力とこだわりのメガネ【この恋で鼻血を止めて】

  • 2025.4.24

 

最近急激に注目を集めている中国アニメ。フジテレビ×bilibili が贈るアニメ枠「B8station」で現在放送中のエキサイティングヒーローラブコメディ『この恋で鼻血を止めて』でヒーロー・ヤーセンを演じる花江夏樹さんに、作品の魅力や面白ポイントをたっぷり教えてもらいます! そして、mini的に気になるファッションについて、花江さんのトレードマークの“メガネ”についてもマニアックなこだわりを披露していただきます♡

about the show

――今注目を集めている中国アニメですが、日本のアニメとの違いや新鮮さと感じた部分はありますか?

「テンポの速さですね。展開のスピードがすごく早いから、収録時は『これでわかるかな?』と心配になるような瞬間もあったんですが、完成映像を観たらしっかり補足されていたりしてちゃんと伝わるように仕上がっていて『なるほど! こうなるんだ!』と驚きました。日本の作品に比べて本当にスピーディーに、テンポよく展開していくので、物語にハマるのも早いんじゃないかなと思います。ただ、基本的には日本のアニメとそんなに大きな差はなくて、しっかり押さえるところは押さえて作られているので、日本のアニメを観るような感覚で楽しんで観ていただけるんじゃないかなと思います」

――花江さんが演じられているヤーセンはイケメンな見た目に反して意外とポップなキャラクターで驚きました。

「最初は見た目が二枚目なので格好良い雰囲気で演じる方が良いのかな?と思っていたんですが、実はちょっとおっちょこちょいというか危なっかしさみたいなところがあるキャラクターなんです。ヒーローとしては未熟だからこそ、彼が成長に向かって進んでいく一生懸命さやあどけなさ、可愛げといった彼ならではの魅力が伝わるような演じ方を心がけました」

――ラブコメということはもちろん恋愛要素もあるんですよね?

「あるんです! 恋愛要素と言っても普通の恋ではなくて、『こんなきっかけでお互いが意識し合うようになるんだ!』とか、かなり新鮮なドキドキが味わえます。ヒロインが生死を分けるようなハラハラした展開からスタートしているので、より一層ドキドキさせられるんですよね。2人の恋愛感情はそれぞれなにをきっかけに生まれたのか、そういうところに注目してみるとより一層楽しめるんじゃないかなと思います」

――個人的にこの作品で好きなところは?

「ヒーローが仕事として成立して、報酬やランキングがある世界観なんですが、それをモチベーションにみんなが頑張っているというのがいいなと思っています。純粋に人の役に立ちたいという気持ちももちろんあると思うんですが、それにちゃんと見返りがあるからこそ頑張れるというところがすごく人間味があって面白いし、共感できる部分でもあります」

――印象的なシーンやセリフはありますか?

「第一話のモカの心境がはっきりと変化するシーンですね。自分の平穏な生活を守りたいし変わりたくないと生きてきたタイプだったのに、第一話で起こるでき事をきっかけに『やっぱり刺激的な生活のほうがいい!』って心に決めて自分を取り巻く環境を変えていくんです。生きていく上で人それぞれいろんな選択肢に遭遇すると思うんですが、一歩踏み出してリスクがあっても挑戦してみよう!って踏み出すその気持ちの切り替えが僕の中ですごく印象的でした。こういう瞬間って大事だよなぁって観ながら改めて感じましたね」

――原題では『无聊就完结(退屈したら終わり)』となっていますが、花江さんは「退屈したくない派?」「させたくない派?」

「どちらの要素もあるんですが、どちらかといえば“退屈させたくない派”だと思います。サービス精神が発揮されてしまう方なので、旅行のときも飽きないように暇にならないように、いろいろと計画したり提案することが多いですね。でも、自分自身が退屈したくないというのももちろんあります」

――普段のアニメ収録と違いを感じた点は?

「実写作品の吹き替えと違って実際の人物に寄せるというタイプのものではないので、自分ならどう演じるかなど、演技の自由度は通常のアニメ作品とそんなに変わらないです。ただ、吹き替えの場合は完成映像を観ながら収録できるので、キャラクターの表情や口の動きまでしっかり合わせて演じられたり、普段と違うやりがいや面白さがありますね」

――モカ役の潘めぐみさんとの息ぴったりの掛け合いが面白かったです!

「潘さんとは何年か前に1年間ずっといっしょにレギュラーをやっていたので、なんとなく息が合うだろうなという信頼感がお互いにあるんだと思います(笑)。直接話し合ったことはないですが、それで自然と良いコンビネーションが生まれているのかもしれないです。ハイテンポだったり、出てくる言葉も独特なので“みんなで頑張ろう!”っていう一体感のある現場です」

――花江さん的推しキャラは誰ですか?

「グレイです! ヤーセンの親友で同じ事務所に所属するヒーローなんですが、彼はすごく優しくて体つきも立派で、でもヒーローとしては落ちこぼれなんです。だからヤーセンと一緒に困難にぶち当たったり、それを乗り越えたり、相棒感があってすごくいいなって思います。ダチ!」

――花江さんにとっての理想のヒーロー像は?

「無敵のヒーローよりも、泥臭いヒーローに憧れます。高度なテクノロジーや魔法のような力がなくても、ひとつの能力を努力で磨き上げて、その力でひたむきに戦って、その姿が人の心を動かす……みたいな。そういうヒーローがかっこいいなって思います」

――ずばりこの作品の魅力は? オススメポイントも教えて下さい!

「すごく観やすいアニメなんです。なんとなく観ていても楽しめるし、いろんな要素がすごくキャッチーで、色彩もキレイだし誰にでも観ていただきやすいんじゃないかなと思います。それに、設定がユニークでどのキャラクターも印象的なので、物語に入りやすいところもオススメできるポイントですね。日常の中にヒーローという要素が入っているのでとにかく展開が目まぐるしいんです。観ていて飽きないですし、シリアスとギャグの塩梅のよさも素晴らしいんです」

about fashion

――ファッションのこだわりや好みは?

「20代の頃は色のある服が好きでよく着ていたんですが、30代になってからは落ち着いた色のアイテムが増えましたね。ブラウンやカーキが多くなったような気がします。シルエットもキレイなものにシフトしました。でも、その中でもワンポイント個性があるものが好きですね」

――男女問わず、花江さんが「おしゃれだな」と思うのはどんな人?

「月並みかもしれませんが、その人に似合っているかどうかが大事だなって思います。自分じゃ絶対に着れないようなトガッたファッションでも、この人が着ると違和感がないみたいな。金髪でヒゲを生やして、MA-1を着こなしているイケてるおじさんがいたりすると『いいな〜』って思わず見てしまいますね。自分も将来的にはそういう着こなしができるようになったらいいなと思ったりしています」

――花江さんといえばメガネ!というイメージがありますが、こだわりは?

「メガネはずっと好きで、たくさん持っています! でも実はサイズの合うものがなかなか見つけられないので、その分色々模索しているうちにハマってしまったのかもしれません(笑)。メガネは目の位置がレンズの真ん中に来るのが美しいとされているんですが、僕の場合は顔の幅が狭くて規格サイズのものだとどうしても中心がズレてしまうんです。でも、ヴィンテージの中にはサイズが小さいものが豊富で、今日かけているものもヴィンテージで、すごく幅が狭いんですよ! このメガネはリムレスで、レンズがオーダーメイドで選べるので自分にフィットするサイズにカスタマイズできるんです。テンプル(耳にかける部分)が耳に巻き付くような形になった負担の少ない構造のもの、全部アルミで作られていてすごく軽いものだったり、面白いデザインがたくさんあるんです」

――ヴィンテージのメガネはどういうお店で見つけているんですか?

「代官山にお気に入りのショップがあって、ヴィンテージの品揃えがよくて入荷連絡をもらい次第買いに行ったり、すっかり常連です。あとは、表参道や青山にあるリュネット・ジュラやブリンクベースも好きでよく行きますね」

――どのくらい持っているんですか?

「100あるかないかくらいですね。メガネは磨いて手入れしていけばずっと使えるし、一度使わなくなっても保管しておけばまた『久しぶりにかけてみようかな』って気軽に取り出せるので、どんどん数が増えていきます(笑)」

――保管はどうしていますか?

「メガネ屋さんにあるアンティークっぽい収納チェストがあると思うんですが、行きつけのお店で『そろそろ取り入れたらどうですか?』って発注先を教えてもらったんです。だから、もっとたくさん集めてもまだまだ収納に余裕があります!」

PROFILE
はなえ・なつき●1991年6月26日生まれ。神奈川県出身。声優。「鬼滅の刃」(竈門炭治郎)、「東京喰種 トーキョーグール」(金木研)、「オッドタクシー」(小戸川)、「四月は君の嘘」(有馬公生)、「ブルーロック」(二子一揮)、「ダンダダン」(高倉健)など多数の人気アニメに出演。第14回声優アワード主演男優賞を受賞。CMやTV番組のナレーション、自身のYouTubeチャンネルでのゲーム配信など幅広く活躍している。

TVアニメ 『この恋で鼻血を止めて』

©bilibili改編自騰訊動漫人気漫画《無聊就会死》 原作者:澄子

[Cast]
モカ:潘 めぐみ ヤーセン:花江夏樹 シャニーナ:日笠陽子
ディリー:杉田智和 リン:小清水亜美 グレイ:梶原岳人
ウィルス・ワン:沢城千春

[Staff]
原作:澄子(チェンズ)「無聊就会死」
監督:王淼(ワン・ミャオ)、高宇楠(ガオ・ユーナン)、小野敗仔(シャオイエバイザイ)
脚本:小野敗仔(シャオイエバイザイ)、韓雅俊(ハン・ヤージュン)、劉鑫(リウ・シン)、黎嘉潔(リー・ジアジエ)
アニメーション制作:北京声影動漫科技有限公司

日本語吹き替え版

演出:太田信乃
翻訳:本多由枝
音響制作:東北新社
日本版製作:フジテレビジョン、bilibili

[Story]
時は未来。平凡で刺激のない生活を送っていたヒロインのモカは、突然オフィスでエイリアンとの戦いに巻き込まれてしまう。そんなモカの窮地に現れたのが、この世界を守るスーパー宇宙人であるヤーセン。彼が捕獲していた寄生虫によって「退屈すると死んでしまう」という運命を背負うことになったモカと、彼女を救いたいと不器用ながらひたむきに彼女と困難を乗り越えていくヤーセンが織りなすエキサイティングヒーローラブコメディ。

[ON AIR]
フジテレビ「B8station」にて毎週水曜25時15分~放送
BSフジ「アニメギルド」にて毎週木曜24時30分~放送

◇見放題配信
ABEMAプレミアム/Amazon Prime Video/DMM TV/dアニメストア/dアニメストアfor Prime Video/dアニメストア ニコニコ支店/FOD/Hulu/Lemino/U-NEXT/アニメ放題/バンダイチャンネル/J:COM STREAM/milplus/TELASA/TELASA(Pontaパス)

◇最新話期間限定 無料配信
ABEMA/FOD/TVer

◇レンタル配信
Amazon Prime Video/Google TV/ニコニコチャンネル/バンダイチャンネル/J:COM STREAM/milplus/TELASA

photography_YUMI HOSOMI[go relax E more]
text_MIKA ADACHI

mini編集部

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