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30年前、日本中が虜になった“透明感あふれる歌声” 100万枚超を売り上げた“平成のシンデレラ”の名曲

  • 2025.5.29

1995年といえば、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件といった衝撃的な出来事が相次ぎ、日本全体が深い傷を抱えていた年。それでも音楽は、人々の心をそっと包み、寄り添う力を持っていた。

そんな時代の中で、突如現れた“透明感あふれる歌声”が注目を浴びた。華原朋美『I BELIEVE』。10月にリリースされたこの曲は、彼女のデビュー2作目にして100万枚超を売り上げたことから、一気に時代のアイコンとなった。

どこまでもまっすぐな“平成のシンデレラ”の名曲

『I BELIEVE』は、恋する気持ちの真っ直ぐさと、抑えきれない想いを綴ったバラード。当時の若者たちにとって“自分自身を信じること”の大切さを教えてくれるメッセージでもあった。

作詞・作曲・プロデュースは小室哲哉。90年代のJ-POPを語るうえで欠かせない存在であり、この曲にも彼の“時代を捉える感性”が惜しみなく注がれている。

透明で繊細な歌声と、胸を締めつけるようなメロディの融合は、ただのラブソングにとどまらない、深い余韻を残した。

“憧れ”と“リアル”の狭間で光を放った存在

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(C)SANKEI

当時の華原朋美は、どこか“手の届かない存在”のようでありながらも、少女のような無邪気さと素直さを持ち合わせていた。そのアンバランスさが逆に、多くの共感を呼び、女性たちの“憧れ性”を体現する存在となった。

テレビの音楽番組で涙を浮かべながら熱唱する姿も話題となり、「この人は本当にこの歌を信じてるんだ」と感じさせる本気が、聴く人の心を動かしていった。

『I BELIEVE』は、そんな彼女自身の姿を映したような一曲だった。

30年前、日本中が虜になった“透明感あふれる歌声”

時代は移り変わり、音楽の形も大きく変化したけれど、『I BELIEVE』の持つ“時代の空気”と“想いの強さ”は、今も多くの人々の記憶に残っている。

誰かを本気で想ったとき、不安になったとき、自分を信じたくなったとき、あの歌がそっと脳裏に蘇るのではないだろうか。

それは、決して色褪せることのない“祈り”のようなものなのかもしれない。


※この記事は執筆時点の情報です。