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暮らしを彩るお花の飾り方|無造作だけどセンスがいい花瓶と生け方3パターン【人気フローリスト監修】

  • 2025.4.16

春先のフラワーショップには、色とりどりに咲く心ときめく花々がずらり♡ 花のある暮らしをもっと身近楽しむために、人気フローリストの越智康貴さんに花器に合わせた花の生け方を教わります。今回は無造作に生けてもサマになるシンプルな筒状花器に、季節の花をバランスよく生けるコツを伝授。


シンプルな筒状花器なら無造作もサマになる!

シンプルな筒状の花器は、出すぎることなくどんな空間にもセンスよく馴染んでくれる優れもの。またガラス製の花器はパスタを茹でるように放射状に生けると、茎のデザインまで美しく鑑賞できます。

花器[高さ17cm]1万1000円(アクタス) 一輪挿し[高さ11cm]2530円(テト セラミックス 石井啓一/陶芸堂テト)

主役の花・小花・葉の3種構成でバランスよく

主役になる花、脇役の小花、葉ものの“3種の構成”を意識して選ぶことで、少ない本数でもセンスよく見せることができます。また、小花や葉ものは長持ちするものが多いので、主役の花を差し替えて生ければ、さらに長く楽しめます。

ちょっとした花選びの知識がセンスのいい空間を作る

花器[高さ24.8cm] 7700円(sghr スガハラ/菅原工芸硝子)

「3種の構成は主役を変えて楽しめる、いわばコスパテク。写真は小花のストックと葉もののユーカリが長持ちするので、主役のダリアに替わる花を生け続ければOK」(フローリスト・越智さん)

玄関に飾るなら季節を先取り!

ゲストを迎える玄関には、季節を感じられる花を置いて心地のいいおもてなしを。花の種類は1つだけに絞った方が、その季節を強く印象づけることができておすすめ。周囲のインテリアと馴染ませながら、空間に合わせたバランスで飾ります。

おもてなしの気持ちを上品な佇まいの花に託して

花器[高さ18.5cm] 5500円(水垣千悦/暮らしのうつわ 花田)

「玄関に飾る季節の花は、ファッションを先取りする感覚で気持ち早めのものを。季節の先取りは、ワクワクする気分や期待感を運んでくれます」(フローリスト・越智さん)

食卓の花は低めのデコレーションがポイント

相手の顔を見ながら食事や会話を楽しめるように、食卓の花は低めにデコレーションするのがポイント。ちょっとした会話のきっかけになるのはもちろん、花越しに見る料理や相手の表情など、さりげなく絵力をアップさせます。

気分は居心地のいいビストロ。美しいテーブルに会話も弾む

「食卓に置く花は料理の香りを妨げないよう、匂いの強いものは避けるのがベター。たとえば同じバラでも品で匂いの強弱があるので注意を」(フローリスト・越智さん)


教えてくれたのは

フローリスト 越智康貴氏

撮影=小川久志 スタイリング=永岡美夏 取材・文=小嶋多恵子 監修=越智康貴 ※GLOW2025年4月号より

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