コロナワクチンの副反応について描いた漫画「コロナワクチン戦記。」が、Instagramで1800以上のいいねを集めて話題となっています。
作者が3回目のコロナワクチンを打ったときの話。接種した日、布団に入るまでは何も症状がなかったのですが、夜中に突然悪寒と39度の高熱に襲われました。前日までに念のために薬や水分を用意していたのですが…。読者からは、「地獄の副反応を思い出しました…」「個人差がありますよね」「自分は4回打って何もなかったです」など、さまざまな声が上がっています。
ワクチンは計3回接種
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、看護師兼イラストレーターの「ツナ看。」さんです。ツナ看。さんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「コロナワクチン戦記。」を描いたきっかけを教えてください。
ツナ看。さん「後から自分でも笑えるぐらいしんどかったのと、この漫画を描いた頃、SNSでワクチンの副反応に関する漫画がよく投稿されていたので、『こりゃ絶対描きたいな』と熱に浮かされながら思ったことがきっかけです」
Q.コロナワクチンは計何回受けたのでしょうか。
ツナ看。さん「3回です。4回目以降は、『副反応も強いしな…』と思い、接種しませんでした。世間的にもそこまで強く推奨されなくなった雰囲気だったから、という理由もありますね」
Q.このとき、コロナワクチンの副反応はどのくらい続きましたか。
ツナ看。さん「寝込んだのは、接種した翌日のみです。2日後からは動けるようになりましたが、腕の注射された部分が腫れている感じは数日続きました」
Q.コロナワクチンの効果はあったと思いますか。また、効果はどのくらい持続するものなのでしょうか。
ツナ看。さん「『人による』と思いましたね。個人的な経験則ですが…。私は3回打ちましたが、接種後に2回コロナにかかりました。1回も接種していないのにかからなかった知人もいたので、個人差があるのだろうなと思っています。副反応より本物の方が、熱に加えてせきとたんとのどの痛みのオプションがついていたので、とてもつらかったですね…」
Q.コロナウイルスにかからないための対策として、どんなことが効果的だと思いますか。
ツナ看。さん「やはり『防護服』が有効だなと感じました。一時期、コロナ病棟で勤務したこともあったのですが、スタッフのコロナ発症率は、一般病棟の方が高かったように思います。コロナ病棟ではしっかりゴーグルやN95マスク、長袖エプロンなどを装備して、手指消毒や手洗いも念入りに行いました。当時、コロナ患者さんのせきを顔に受けたのですが、それでも発症しなかったのは、防護服や手洗いが有効だったからだな、と感じています」
Q.現在、コロナウイルスの患者さんは減ってきていると感じますか。
ツナ看。さん「減っているように感じますが、発覚していないだけで、むしろ増えているだろうなと思っています。事実、今でも毎月知り合いの誰かはコロナにかかっていますし…。最近、ニュースで話題になることも少なくなり、世間的な関心が薄まった状態が、『減っている』と感じさせているのかもしれません。5類感染症に移行してからは、患者数が全数把握から定点把握になったので、細かいことは何ともいえませんが、自粛もマスクも規制も緩和され始めたら、感染者が増えていくのは自然な流れですよね…」
Q.漫画「コロナワクチン戦記。」について、どのような意見が寄せられていますか。
ツナ看。さん「『全然なんともなかったわ~』といううらやましい意見や『自分も同じくらい副反応きつかった!』という共感の意見などさまざまでした」
オトナンサー編集部