女優ムン・ガヨン(28)が、4月9日に放送されたtvNの人気トーク番組ユ・クイズ ON THE BLOCK』(tvN)にゲスト出演し、落ち着いた語り口と多彩な魅力で視聴者を惹きつけた。
番組冒頭から明るい笑顔で登場したムン・ガヨン。
最近話題を集めたドラマ『あいつは黒炎竜』での活躍を皮切りに、自身の演技人生や内面を語りながら深い共感を呼んだ。
この日の放送では、子役時代から現在に至るまで、20年にわたる女優としての歩みを静かに、しかしウィットに富んだ語りで紹介。
清楚で知的な雰囲気が彼女の話に一層の引力を与えた。
ドイツで生まれ育ったムン・ガヨンは、10歳のときに韓国へ帰国し、子役として活動をスタート。
2000年代前半の「子役全盛期」と呼ばれる競争の激しい時代のなかでも、焦りや不安に流されることなく、一歩ずつキャリアを築いてきた。
いつの間にかデビュー20年目を迎える彼女は、「私が得意なのは『待つこと』なんです。じっと待っていれば、良いことがやってくる。ただし、そのためには常に準備万端でいなければなりません」と語り、女優としての信念を明かした。
番組では彼女の多才な一面も紹介された。
ドイツ語や英語、楽器演奏など、幼少期から身につけてきたスキルを今も磨き続けるストイックな姿勢が印象的だった。
また、読書家として知られるムン・ガヨンは、自作の読書ノートを公開。自ら書き綴った文章をまとめたエッセイ集にまつわるエピソードも紹介し、その知的な魅力をさらに引き立てた。
番組内では「イメージチェンジしたい」という率直な思いも吐露。
「最近の悩みは『話すべきとき』と『話すべきでないとき』の境目について」と打ち明け、共感を誘った。
長年の努力と信念で「信頼される女優」としての地位を築いたムン・ガヨン。
演技にとどまらず、多方面への挑戦を続ける彼女の姿勢は、唯一無二の存在感を示している。
ムン・ガヨンという人物の「深さ」が垣間見えたこの番組によって、今後の活動にも大きな期待が寄せられている。
なお、ムン・ガヨンは次回作としてイ・ジョンソクと共演するtvNの新ドラマ『瑞草洞』(原題)と、映画『もしも、私たちが』(原題)に出演。現在、『瑞草洞』の撮影に取り組んでいる。