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個性派ソックス&タイツ復活に備えて。ファッションウィークを飾った、最旬スタイルをおさらい!

  • 2025.4.9

先月2025-26年秋冬ファッションウィークに参加したのだが、ランウェイを歩くモデルたちの足もとから、どうも目が離せなかった。別に足フェチなどではない。ただ単に、彼女たちが履いていたレッグウェアに魅了されていたのだ。シャネルCHANEL)にラバンヌRABANNE)にヴァレンティノVALENTINO)と、ほぼ毎ショー、何かしらのデザイン系ソックスやタイツが披露され、カラフルなものからクリスタルやスパンコールがあしらわれた装飾系まで、その種類は豊富。「おしゃれは足もとから」と言わんばかりに、全体のルックに華を添えていた。オフランウェイでもその存在感は大きく、VIPゲストとセレブたちはひと癖あるレッグウェアを着用し、ショーに出席。それも込みでロンドン、ニューヨーク、ミラノ、パリの4大コレクションを振り返ると、次に狙うべきマストアイテムは柄ソックスとカラータイツと言っても過言ではないような気がする。

コナー アイヴス 2025-26年秋冬コレクションより。
コナー アイヴス 2025-26年秋冬コレクションより。
ヴァレンティノ 2025-26年秋冬コレクションより。
ヴァレンティノ 2025-26年秋冬コレクションより。
ヴァレンティノ 2025-26年秋冬コレクションより。
ヴァレンティノ 2025-26年秋冬コレクションより。
シャネル 2025-26年秋冬コレクションより。
シャネル 2025-26年秋冬コレクションより。
ラバンヌ 2025-26年秋冬コレクションより。
ラバンヌ 2025-26年秋冬コレクションより。
ラバンヌ 2025-26年秋冬コレクションより。
ラバンヌ 2025-26年秋冬コレクションより。
ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションより。
ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションより。
ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションより。
ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションより。
コリーナ ストラーダ 2025-26年秋冬コレクションより。
コリーナ ストラーダ 2025-26年秋冬コレクションより。
コリーナ ストラーダ 2025-26年秋冬コレクションより。
コリーナ ストラーダ 2025-26年秋冬コレクションより。
トム ブラウン 2025-26年秋冬コレクションより。
トム ブラウン 2025-26年秋冬コレクションより。
トム ブラウン 2025-26年秋冬コレクションより。
トム ブラウン 2025-26年秋冬コレクションより。
シモーン・ロシャ 2025-26年秋冬コレクションより。
シモーン・ロシャ 2025-26年秋冬コレクションより。
ディラーラ・フィンディコグルー 2025-26年秋冬コレクションより。
ディラーラ・フィンディコグルー 2025-26年秋冬コレクションより。
グッチ 2025-26年秋冬コレクションより。
グッチ 2025-26年秋冬コレクションより。
マックスマーラ 2025-26年秋冬コレクションより。
マックスマーラ 2025-26年秋冬コレクションより。

ソックスはあくまでも防寒目的で履く、実用的なアクセサリーだと思われている節がある。しかし今シーズンのコレクションはその認識を覆しにかかり、レッグウェアを大胆かつ遊び心あふれるワンポイントアクセサリーとして提案した。ラバンヌはシルバーのスパンコールソックスを厚底のフラットシューズに合わせ、ルックをパーティー仕様に昇華。ヴァレンティノは華奢なスティレットを鮮やかなグリーンやレッドの靴下とスタイリングし、妖艶なヒールに可憐なムードを漂わせた。見ての通り、選ぶレッグウェアによって、コーデ全体の雰囲気やエネルギーを一変させることができるのだ。

シドニー・スウィーニー。ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションにて。
Celebrity Sightings - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2025/2026 - Day Nineシドニー・スウィーニー。ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションにて。

セレブゲストのスタイリングを見るだけでも、ソックスがいかにルックの雰囲気を左右するかがわかる。ミュウミュウMIU MIU)のショーに参加したシドニー・スウィーニーエマ・コリンは、同じグレーのハイソックスを着用したが、スウィーニーはヒールに、コリンはデッキシューズに合わせ、テイストの違うプレッピーコーデをそれぞれ作り上げた。タム・マクファーソン、クロエ・キング、スージー・ロウといったストリートスナップ常連も、ヒールやバレエシューズに比較的シンプルな白とグレーのラメ糸ソックスや厚手のリブのものを合わせ、レッグウェアが持つ多彩な表情を引き出した。

エマ・コリン。ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションにて。
Miu Miu: Outside Arrivals - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2025-2026エマ・コリン。ミュウミュウ 2025-26年秋冬コレクションにて。
クロエ・キング。2025-26年秋冬ミラノコレクションにて。
They Are Wearing: Milan RTW Fall 2025クロエ・キング。2025-26年秋冬ミラノコレクションにて。
スージー・ロウ。2025-26年秋冬パリコレクションにて。
Street Style - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2025/2026 - Day Nineスージー・ロウ。2025-26年秋冬パリコレクションにて。
タム・マクファーソン。2025-26年秋冬パリコレクションにて。
Street Style - Paris Fashion Week - Womenswear Fall/Winter 2025/2026 - Day Nineタム・マクファーソン。2025-26年秋冬パリコレクションにて。

確かに、奇抜なソックスやタイツなくしてもコーデは完成するかもしれないが、一点投入すればいいアクセントとなり、ルック全体がよりまとまって見える。それは、少し変わったベルトやバッグといった小物を取り入れるのに似ていて、コーデの主役にはならなくても、着る人も見る人も楽しませてくれるワンポイントになるのだ。どうせ履くなら、ほかとは被らない印象的なデザインを!

Text: Christian Allaire Adaptation: Anzu Kawano

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