Text by 井上大輔(編集部)
アーセナルは8日に行われたレアル・マドリーとのUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグに3-0で勝利した。
そのなかで、デクラン・ライスは圧巻のフリーキックで2ゴールを叩き出している。
Optaによれば、CLの決勝トーナメントで1試合2本の直接フリーキックを決めるのは史上初だそう。
ウェイン・ルーニーも「信じられない」、セスク・ファブレガスも「本当に言葉がない」と唸っていたが、本人はこう説明している。
「何度も壁に当てたり、バーを越えたりしてきた。最初はクロスを狙っていたんだけど、壁とGKのポジションを見て、1点目は狙ってみた。
（2点目は）ワンタッチして蹴るつもりだった。僕とマーティン（・ウーデゴール）でね。
でも、キリアン・エムバペが近くにいすぎた。でも、GKのサイドを狙おうと思った、かなり練習してきたからね。自信があった。まだ実感はない、2ndレグが残っているからね」
チームメイトのスペイン代表MFミケル・メリノは「ライスは自分が見てきた中で最高のシュート技術を持つひとり」と絶賛。
また、同じく同僚のブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスは「オーマイゴッド！その右足を俺にくれ」と試合後にライスに冗談交じりに懇願していたほど（ガブリエウは左利き）。
なお、アーセナルの冨安健洋は負傷欠場している。