このお話は、著者・岡田ももえ(@momoe_okada2)さんの知人・ふみさんの実話を元に、フィクションを交えて描かれています。『束縛夫の真相を暴く話』をダイジェスト版でごらんください。
人公・ふみは、突然始まった夫からの強い束縛に不信感を抱いていました。夫の言動を振り返り、周囲の人から情報を集めたところ、どうやら夫は自分が不倫していることを隠すため、束縛を始めたようです。さらに、不倫を隠すために、ふみの親友・ハナと、部下である・緑之を巻き込んでいました。そして、ふみ夫婦・ハナ夫婦がそろった場で、さらなる衝撃的な事実が明かされます…。
夫と親友が不倫していたなんて…
ある日突然、ふみの夫は束縛が強くなりました。不審に思ったふみが情報収集をしたところ、どうやら夫は不倫をしたいた様子。自分の悪事を隠すために束縛夫を演じていたのです。さらに、夫は不倫相手から「妻から慰謝料をもらって離婚しろ」と、とんでもない要求をされます。妻・ふみには、何の落ち度もないのですが…。
そこで夫は、ふみが不倫に走るよう、部下を利用します。ところが、部下の行動をあやしいと思ったふみは、逆に部下から夫のたくらみを聞きだしたのです。
そして、部下の家に夫と親友・ハナが来るのを知ったふみは、ハナの夫・陸とともに待ち伏せをしていました。そこでふみは、夫に離婚を告げます。その様子を見ていた陸が、ふみの夫・そく太と、自分の妻・ハナが不倫関係にあったと暴露。つまり、そく太は別の相手と不倫をし、妻の親友・ハナとも不倫をしていたのです。まさか、二重不倫で、W不倫だったなんて…。あまりにも複雑な関係に、混乱してしまいそうです。
結婚したことを激しく後悔…慰謝料もらって即離婚を決意
ふみにとっては、夫の裏切りだけではなく、親友の裏切りも知ってしまった、ツラい瞬間でした。焦った夫は「700万」という慰謝料を提示。ふみも、すぐに離婚するのが最善だと感じ、応じることにしました。
一方、ハナは夫・陸に慰謝料を求められても、支払い能力がありません。そればかりか、ハナは買い物依存症で、夫婦の貯蓄を無断で使い切っていたのです。ハナにとって、陸と離婚することこそが、最大の罰なのです。経済力がないため、離婚後の生活に苦労することは、目に見えています。
それぞれの夫婦が、離婚について決着がつきそうです。残るは、ふみと親友・ハナとの関係ですが…。
慰謝料はもらわず、親友と絶縁を選んだワケ
結局、ハナはお金が目的で、夫の悪事に加担していたようです。お金のために親友を売るような真似をする人と、今後一切関わりたくありませんよね。本来であれば、不倫をされた側は、不倫相手へも慰謝料を請求することができます。ですが、支払い能力がないハナと関わってもメリットはないと感じたふみは、すぐに縁を切ることを選択したのです。
まさか夫は、自分の不倫を隠すために束縛夫を演じていただけではなく、協力者であるハナとも関係を持ったなんて…。ふみが、結婚したことを後悔する気持ち、よく理解できます。
このあと、ふみは慰謝料を受け取り、無事に離婚することができました。裏切り者から解放されたふみは、これからは自分のために生きようと決意。これからのふみの人生を、応援したくなるお話です。
著者:ももこ