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『ONE PIECE』ゾロに“覇王色の覇気”を与えたのは誰…?有力説を【徹底考察】

  • 2025.5.16
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出典元写真:PIXTA

1997年の連載開始から、累計発行部数5億部を突破した、世界的な大人気漫画として有名な『ONE PIECE(ワンピース)』

ルフィにとって最初の仲間であり、仲間にも厳しい一面を見せる、麦わらの一味剣士で、戦闘員でNo.2の実力を誇る「ロロノア・ゾロ」。そんなゾロが初めて「覇王色の覇気」を放ったのは、鬼ヶ島決戦の中。カイドウとビッグ・マムの「覇海」を真っ向から一瞬受け止め、その後、カイドウへ「一太刀」入れた時でした。そしてその後、ゾロもルフィと同じ「覇王色の持ち主」であることが判明しました。

そんなゾロに覇王色を与えた人物がいる!といわれているのをご存知でしたか?

そこで今回は「ゾロに“覇王色の覇気”を与えたのはバーソロミュー・くま説」をご紹介します!

※この記事は111巻のネタバレを含みます。

スリラーバークのくまとゾロ

なんとゾロに覇王色の覇気を与えたのは、バーソロミュー・くまの「ニキュニキュの実」の能力の可能性がありました。

もともとゾロは、ワノ国のリューマと同じ「血筋」ではあるものの、リューマがはっきりと覇王色の覇気を持っている描写もなく、刀を「黒刀化」していた事だけが語られていて、ゾロは「王族」でもなければ、「天性のカリスマ」でもなかったはずなのです。

さらにゾロは、ルフィやヤマトのように「王たる器を持つ者」とも、これまで描かれてきませんでした。

「ならばゾロに宿った覇王色の覇気の根源とは一体何なのか?」

それこそが、バーソロミュー・くまとゾロが出会ったスリラーバークでのあの“奇跡の一夜”かもしれないのです。

そこにゾロの覇王色の覇気の覚醒の全ての「鍵」が隠されていた可能性があります。

バーソロミュー・くまによる試練

スリラーバークで麦わらの一味は、ゲッコーモリアと死闘を繰り広げ、オーズ、モリアを倒し、そしてくまの襲来で大ピンチを迎え“麦わらの一味”は壊滅寸前の瀕死状態に追い込まれます。

船長のルフィを守るため、ゾロはくまと単独で対峙する事になりました。

そのとき、くまはニキュニキュの能力で「ルフィの全ての疲労と痛みやダメージ」を取り出し、巨大なエネルギーの塊として実体化させ、ゾロに渡しました。

それをゾロは、ルフィ、そして仲間を守るために、全てを迷わず受け入れ、その結果…。

ゾロは血反吐を吐き、立ったまま耐え切りました。

くまの能力と性質

しかし、ここで注目すべきは、くまの能力の“性質”です。ニキュニキュの実は、単なる圧縮弾き飛ばし能力ではなく、痛み、疲労、ダメージ、さらには「記憶」や「精神」までも“目に見えないもの”すら、具現化して弾き出せる力だった事が「エッグヘッド編」で明かされました。

ならばくまは、ルフィの疲労と共に、ルフィが持つ「覇王色の才能」までも、あの時取り出し「ルフィの全ての疲労と痛みやダメージ」の中に、意図的に含ませていた可能性があるのです。

もちろん覇王色の覇気が開花するかは、受け取った者の精神力や戦闘能力に大きく左右される事になると思われますが、くまはゾロに「覇王色の覇気」のきっかけを与えたのかもしれません。

そしてくまは、立場的にも、過去に革命軍のNo.2にして、ドラゴンの腹心当然の存在であり、ルフィがドラゴンの息子であることも知っていました。さらに麦わら帽子やDの意志と、くまはすべてを知った上で、ルフィが“世界を変える者”だと直感していたはずなのです。

だからこそ、その「海賊王」候補の右腕であるゾロを「ただの剣士」で終わらせない為に…

覇王色を宿すにふさわしいか?

覇王色を使いこなせる器か?

そんな問いを込めながら、ルフィの“覇王色の覇気”すらも塊にし、ゾロに渡し取り込ませたのかもしれません

もしゾロがそれを耐えきれなかったら、そこまでの男。けれどもし耐えきれば…その時ゾロは…。【ルフィと共に「海賊王への道」を歩む資格を得るに相応しい存在になる】くまにはそんな真意があったのかもしれません。

ゾロの成長

スリラーバーク後のゾロは、明らかに異質な成長を遂げています。黄猿襲来のシャボンディ諸島でも、重傷でありながら、くまの手によって生き残り、2年間のミホークとの修行で、人間離れした剣技を習得し、新世界突入後は、敵なしの無双状態で数々の敵を倒しました。

そして四皇カイドウとビッグ・マムの2人の大技「覇海」を一瞬でも受け止め、喰らいながらも立ち上がり、カイドウに対して、覇王色を纏った攻撃を放ち「一太刀」入れる事に成功しています。大怪我のあとルナーリア族のキングを倒し斬っています。

これらの異常な耐久力と成長スピードは、もしかするとスリラーバークでのくまとの対峙が、ゾロの肉体と精神に“王者の資質”を宿らせ覚醒させたからこそ、巻き起こったパワーアップなのかもしれません。つまり、ゾロにとってスリラーバークは単なる戦いではなく、ルフィの疲労を受け入れただけでもなく「覚醒の儀式」だったのかもしれません。

くまの能力により、ゾロは「ただの剣士」から「海賊王の右腕へと“進化”」した、そう考える事もできるのです。

まとめ

今回は「ゾロに“覇王色の覇気”を与えたのはバーソロミュー・くま説」をご紹介します!

スリラーバーク編にはもしかしたら、“革命軍”、“麦わらの一味”「組織のNo.2」として、くまとゾロだけが知る、これからも語られる事のない静かなる“継承の物語”が隠されていたのかもしれません。


※記事内の画像はイメージです。
※当記事は、投稿者の許諾をいただいた上で記事化しております。

出典:「ゆっくり考察クリーム」
参考動画:【驚愕‼️】ゾロの覇王色の覇気はバーソロミューくまから貰ったルフィの才能のヤバイ伏線3選!悪魔の実非能力者面白い考察【ワンピースのヤバい雑学】【ONE PIECE FILM RED】麦わらの一味ゾロ