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5秒でできたら自慢できる!「898−209」→暗算がサクッとできるスゴ技とは?

  • 2025.4.17
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筆算をするときに繰り下がりがあったり桁数が多かったりすると、計算が面倒に感じますよね。

ですが、ちょっとした工夫をすることで簡単に暗算することができますので、その方法をこの問題を通して学びましょう。

問題

次の計算をしなさい。
898−209

三桁どうしの引き算だと、どうしても電卓などに頼りたくなりまよね。

しかし、工夫三つで簡単に計算できるようになります。一緒に確認していきましょう。

解答

答えは「689」です。

どうしてこのような答えになるのか、次の「ポイント」でしっかり確認しましょう。

ポイント

ポイントは「キリのいい数にしてから計算する」ということです。この問題であれば、898→900、209→200に変えてから計算してみるということですね。

898=900−2 
209=200+9 

この式を使うと、式は次のように変換できます。

  898−209
=(900−2)−(200+9)

このように変換することによって、三桁の数もキリのいい数に変換することができました。最初の計算に比べると、かなり暗算しやすくなったと思います。

ここで「−(200+9)」の式ですが、これは「200を引いた後にさらに9を引く」という意味になります。200を引いた後にさらに9を引けば、結果として209を引いたことと同じ意味になりますね。

計算するときは三桁どうしの数とその他の数に分けてから計算します。

  898−209
=(900−2)−(200+9)
=900−2−200−9 ←200を引いた後にさらに9を引く
=(900−200)−2−9
=700−11
=689

このようにして、答えを出すことができました。

キリのいい数にすることで、最後の計算も楽に計算できたのではないでしょうか。

まとめ

この問題を通して、桁が多い計算も工夫一つで簡単に計算できることが分かっていただけたでしょうか。

このような数を変形する考え方は、難しい応用問題などでも使える考え方ですので、ぜひ身に付けたい力ですね。

計算は、一問や二問だけしてもあまり意味がありません。計算こそたくさん演習を積んで、理解度を深めていくことがとても大事になってきます。本問題は引き算を扱いましたが、足し算や掛け算の問題もあります。そちらもぜひチャレンジしてみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):ニシケン
2年間、地方の学習塾に勤めて独立。現在はプロの家庭教師として働きながら、都内の難関私立中学や高校の予想問題や適性検査の執筆活動を行っている。たくさんの受験生のためになる良質な問題を作成し、どんな人が見てもわかりやすい解答解説作成を志す。


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