Text by 石井彰(編集部)
今季のプレミアリーグで首位をひた走っているリヴァプール。新監督に就任したアルネ・スロット氏の指揮の下、新たなチーム構成でいきなり成功を収めている。
優勝はほぼ間違いないと言われているものの、それでも来季に向けては多くの選手の入れ替えがあるのではないかと予想されている。『GMS』によれば、リヴァプールが放出を検討している5名とは以下の選手だという。
遠藤航
国籍:日本
ユルゲン・クロップ体制最後のシーズンに獲得され、その中盤戦から欠かせない戦力となった日本代表MF。30代での加入でありながらもチームに素早く馴染み、守備面においての貢献は見事なものだった。
しかし今季アルネ・スロット監督が中盤をより攻撃的なものにしようと試みた影響により、遠藤の立場はバックアップに低下。スタメンの機会はほとんどなく、クローザー的役割に徹している。
センターバックでの起用にも応えられるため監督には重宝されているものの、年齢のことも考えれば、経済的に良いオファーが来れば売却の可能性はあるだろう。
ディオゴ・ジョタ
国籍:ポルトガル
2020年からリヴァプールでプレーしてきたポルトガル代表アタッカー。このクラブのみならずプレミアリーグ全体でも有数のフィニッシャーであり、今季も公式戦29試合で8ゴール3アシストを記録した。
ただ、メディアでは彼が今夏のマーケットで売却の対象になっているという報告もある。アルネ・スロット監督は確かに後半戦ではほとんどレギュラーとしては使っておらず、ケガにも苦しんでいるのだが…。
クィービーン・ケレハー
国籍:アイルランド
来季に向けて、すでに新たなゴールキーパーを確保しているリヴァプール。バレンシアのゲオルギ・ママルダシヴィリが加入することが決まっており、アリソンかケレハーの退団は確実だと言われる。
当然ながらすでに実力が証明されているケレハーに対して興味を持つクラブは多く、ボーンマスやトッテナムなどが有力なオファーを送ってくるだろうと予測されている。
ハーヴェイ・エリオット
国籍:イングランド
リヴァプールの下部組織で育った有望株のハーヴェイ・エリオット。来月22歳の誕生日を迎えるセントラルミッドフィルダーは、チャンピオンズリーグで5試合3ゴールを決めるなど少ない出場時間で結果を残してきた。
ただ、アルネ・スロット監督が彼をファーストチョイスとして起用する雰囲気はほとんど感じられず、プレミアリーグではスタメンがゼロ。彼を獲得したいという他のクラブは多く、移籍の可能性が濃厚だと言われる。
フェデリコ・キエーザ
国籍:イタリア
今季ユヴェントスからリヴァプールへとやってきたイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ。ウインガーとしての期待は大きかったものの、コンディションが安定せず、ここまで11試合で2ゴール2アシストと期待を裏切っている。
そのためアルネ・スロット監督も彼をあまり評価しておらず、今夏のマーケットでは放出される可能性が高いとも。イタリア・セリエAのナポリなどが関心を持っていると伝えられている。