1. トップ
  2. 「1回しかウケたことない」若手時代の衝撃的な出会い…関根勤が語る【50年来の盟友】とは?

「1回しかウケたことない」若手時代の衝撃的な出会い…関根勤が語る【50年来の盟友】とは?

  • 2025.5.13
undefined
(C)SANKEI

どんなに才能にあふれていても、最初から満員の観客を笑わせられる芸人は多くありません。誰にも評価されなかったあのネタ、すべり倒したあの舞台。そんな“挫折の原点”ともいえる瞬間に、誰か一人でも笑ってくれた人がいたとしたら。その笑いが、未来のスターを生み出すきっかけになることもあるのです。

2025年3月22日放送のMBSテレビ『痛快!明石家電視台』に、タレントの関根勤さんが登場。かつて“客席でたった2人だけが笑った”という伝説の舞台と、そこで出会った“50年来の盟友”とのエピソードを語りました。

劇場で“2人だけ爆笑”されていた芸人が東京でスターに…関根勤さんが語る50年来の盟友とは?

さてここでクイズです!

劇場で“2人だけ爆笑”されていた芸人が東京でスターに…関根勤さんが語る50年来の盟友とは?

ヒント…

①当時は大阪の落語家として舞台に立っていた

②のちにテレビ界を席巻し、“お笑い怪獣”と称される存在に

「本場の笑いを見に行こう」

答えは…明石家さんまさんです!

関根勤さんが語ったのは、まだ若手時代の明石家さんまさんとの“運命の出会い”でした。関根さんが21歳のとき、大阪出張の合間に「本場の笑いを見に行こう」と訪れたのが、当時のうめだ花月。有名な落語家たちが次々と登場するなかで、観客の反応はいまひとつ。そんななか、細身でシャープな顔立ちの若手落語家が登場します。

それが、当時まだ無名だったさんまさん。さんまさんは、落語家でありながら“京子ちゃんシリーズ”という独特の小ばなしを披露。「京子ちゃん、なんできょうパンツ履いてないの?」「なんでわかるの?」「だってスカートも履いてないじゃない」といったユーモアに、関根さんは思わず大爆笑したといいます。

「あのシリーズ、ウケたの1回しかないんだよ」

「こっちはスベってるのに、2人だけゲラゲラ笑ってるなあと思って」とさんまさん。実はそのとき、さんまさんも関根さんの存在に気付いていたといいます。

のちに東京で再会した際、関根さんが「京子ちゃんシリーズ、最高でしたよ」と話しかけると、さんまさんは「そこにいたでしょ。覚えてんねん。俺と同じセンスのやつがいるなあって思ってた」と返答。そして、「あのシリーズ、1回しかウケたことないんだよ」と、2人だけの“特別な笑い”だったことを振り返ったのです。

エピソードを知るとより好きになるかも!

誰にも見向きされなかったネタ、誰にも理解されなかったセンス。しかしそこに“1人でも笑ってくれる人”がいたことが、芸人にとってどれほど救いになるか。明石家さんまさんにとって、その一人が関根勤さんでした。

50年にわたり第一線で活躍し続ける2人の関係は、ただの芸人仲間を超えた“笑いの戦友”。二人の出会いが、まだ見ぬ未来のスターたちへの大きなヒントを与えているのかもしれません!