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「メイウェザー? 勝てるっしょ!」ボコボコにされて大号泣...“人生初のしくじり”を経験した【格闘界の神童】とは?

  • 2025.4.18
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(C)SANKEI

「調子に乗ってた」。そう語ったのは、格闘技ファンなら誰もが知る“神童”と呼ばれた若き天才ファイター。

天才的なスピードとセンスでキックボクシング界を無敗で駆け上がり、“無敵”とまで称された彼が、ボクシング界のレジェンド、フロイド・メイウェザー氏との世紀の一戦に挑んだのは2018年の大みそかのこと。試合前には「メイウェザー? 勝てるっしょ!」と豪語し、多くのファンの期待を背負ってリングに上がった彼でしたが、結果はあまりにも衝撃的でした。

果たしてその“神童”とは誰でしょうか?

メイウェザーに「勝てるっしょ!」と豪語して挑み、号泣KO負けを喫した“神童”とは?

さてここでクイズです!

「メイウェザー? 勝てるっしょ!」と豪語して挑んだ結果…号泣KO負けを喫した格闘界の“神童”とは?

ヒント…

①キックボクシングで無敗を誇った、日本が誇る格闘界のスーパースター

②ボクシングへ転向後も注目された選手

「メイウェザー? 勝てるっしょ!」

正解は、那須川天心さんです!

那須川天心さんは、わずか16歳でキックボクシングの世界王者となり、“神童”と称された格闘技界のスター。2018年の大みそか、ボクシング界の伝説的チャンピオン、フロイド・メイウェザー氏との“世紀のエキシビションマッチ”に挑みました。

しかし、この試合は天心さんにとって“人生初のしくじり”となったのです。

2019年6月24日テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演した那須川さんは、当時をこう振り返ります。セコンドを務める父親から「メイウェザーと試合やるか?」と聞かれ、「いいよ~」と即答。キックボクシングとボクシングの違いや階級差など深く考えを巡らせることなく、「メイウェザー? 勝てるっしょ!」とナメきった気持ちで受けてしまったそうです。

「慢心だった」

当初は夢のような対戦に胸を躍らせていたものの、実際にはメイウェザー氏の要求やペースに振り回され、精神的にも翻弄されていったといいます。そして迎えた試合当日、結果は…わずか1ラウンドでの圧倒的なKO負け。しかも、その場で号泣してしまうという屈辱的な幕切れに。

「慢心だった」と反省の言葉を口にした那須川さんは、「本気で勝てると思っていた。だけど、何もかもが甘かった」と振り返ります。ボクシングの技術、距離感、タイミング――すべてにおいて“世界の壁”を痛感した瞬間だったのです。

しかし、この失敗があったからこそ、彼は再起できたとも語ります。現在はボクシングに転向し、無敗のまま順調にキャリアを重ねています。「失敗から学んだことが、今の自分を支えている」と、若き挑戦者は熱く語りました。

エピソードを知るとより好きになるかも!

「メイウェザー? 勝てるっしょ!」そのひと言に詰まっていたのは、自信と油断、そして若さゆえの未熟さ。大舞台での号泣KO負けという“しくじり”は、那須川天心さんにとって大きな転機となりました。

失敗は決して終わりではなく、次なる挑戦への布石。そんなメッセージを天心さんの姿から私たちは学ぶことができますね!