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「考えられない…」「やめたほうがいい」12年間にわたる伝説に“囁かれる噂”… 豪華なゲストが作品を彩る不朽の名作

  • 2025.5.5

時代を席巻した名作ドラマは、今見ても色あせない魅力にあふれています。今回は、多くのファンが復活を望む伝説のドラマを5つセレクトしました。

本記事では第3弾として、『古畑任三郎』をご紹介します。
三谷幸喜さん×田村正和さんが生み出した名刑事の追及劇は、なぜ今も多くの視聴者を魅了し続けるのでしょうか…?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

伝説のドラマ『古畑任三郎』を振り返る!

  • 作品名:ドラマ『古畑任三郎』
  • 放送日:1994年4月~2006年1月
  • 主演:田村正和(古畑任三郎役)

    黒いスーツに身を包み、独特なテンポと口調で犯行現場に現れるのは警視庁捜査一課の警部補・古畑任三郎(田村正和)。
    ユーモラスで飄々とした態度の裏に鋭い観察力と抜群の推理力を秘めた彼は、どんな完全犯罪も見逃しません。
    おっちょこちょいの部下・今泉(西村雅彦)とコミカルな掛け合いを交えつつ、毎回豪華なゲストが演じる犯人と対峙します。

    犯人役は中森明菜さん、明石家さんまさん、そして現役メジャーリーガーだったイチローさんまで、まさにオールスターと呼ぶにふさわしい大物タレントが名を連ねました。彼らが古畑の追及に焦り、動揺し、やがて追い詰められていく姿は必見です!

豪華すぎる大物タレントが犯人役で登場!

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(C)SANKEI

本作の最大の見どころは、犯人役の大物俳優・タレントたちが追い詰められていく姿です。

犯人役は松嶋菜々子さん、福山雅治さん、木村拓哉さん、玉置浩二さん、真田広之さんなど錚々たる顔ぶれ。古畑の巧みな話術と鋭い推理によって、犯人たちがじわじわと追い詰められ、ついには犯行を認めざるを得なくなる…!そんな展開が繰り広げられる各回は、見逃せない名シーンの連続でした。

SNSでは「それにしてもキャストの豪華さ!」「主役の田村正和さん、毎回犯人役が豪華キャストというこのシリーズが今でも大好き」といったコメントが後を絶ちません。

三谷幸喜の冴え渡る脚本と田村正和の洗練された演技

この作品を語るうえで外せないのは、三谷幸喜さんの冴え渡る脚本です。

このドラマでは、冒頭で犯人と犯行の全容が明かされます。「犯人は誰か」という謎解きではなく、「完璧に見える犯行がどのように暴かれていくか」が焦点となっているのです。画面がふっと暗転し、古畑がカメラ目線で語りかけてくるシーンは、まるで私たち自身も事件の目撃者になったような不思議な感覚に包まれます。

そして、本作を不朽の名作に押し上げたのは、何と言っても田村正和さんの名演技です。美しい所作、抑制の効いた声、知性と茶目っ気の絶妙なバランス。そのすべてが、古畑任三郎というキャラクターに命を吹き込みました。

SNSでは「古畑任三郎、一度最後まで見ちゃってるから、サスペンスを楽しむというより、演技を楽しみながら見てる。にしても、脚本と演出、すごいなあ。」という声も。そう、結末を知っていても何度でも見返したくなる…。それが、このドラマの魅力です。

『古畑任三郎』復活を願うファンの声

12年間にわたって、3シリーズの連続ドラマとスペシャル版が放送された『古畑任三郎』。派手な演出に頼らず、知性とユーモア、そして役者の魅力で勝負する、ミステリードラマの金字塔です。

残念ながら、田村正和さんは2021年4月に逝去されました。そのことからも田村正和さんの古畑任三郎が観られることはもうないでしょう。そのため「リメイクで復活するのでは?」との噂がささやかれており、SNSでは「考えられない…」「やめたほうがいい」と反対の声があがる一方で「絶対に賛否両論あるだろうけど思い切って配信系でやって欲しい」「新古畑は賛否あるみたいだけど、単純に三谷さん脚本のミステリーは見たいな」という声も。

しかし、三谷幸喜さんは「古畑を僕に書かせてくれたのは、紛れもなく田村さんです。田村さんがいなくなってしまった今、古畑任三郎が事件現場に戻ってくることはもうありません」と語っています。

完全な復活は難しくとも、スピンオフや新たな形で作品が甦る日を、多くのファンが今も待ち望んでいます。たとえ新作が見られなくても、田村さんが命を吹き込んだ古畑任三郎は、これからも世代を超えて愛され続けることでしょう。


※記事は執筆時点の情報です。