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「褒めて伸ばす」を見誤るな!『ドラゴン桜』に学ぶ、ビジネスで使える『ホメ方テクニック10ヶ条』

  • 2025.5.15
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写真:photoAC(イメージ)

元暴走族の弁護士・桜木建二が、経営破綻状態にあった私立龍山高等学校を再建するため、「5年後に東大合格者100人」という大胆な目標を掲げ、さまざまな受験テクニックや勉強法を教えて合格へと導く、三田紀房作の『ドラゴン桜』(講談社)。本作は、受験マンガの金字塔として知られています。

しかし、『ドラゴン桜』を単なる受験対策マンガと侮ることなかれ!

『ドラゴン桜』には、学生だけでなく、ビジネスパーソンの現場でも即実践可能で、“仕事に効く”本質が詰まっているのです。

本記事では、ビジネスパーソン必見の注目エピソードをピックアップしてご紹介します。

ホメることは“両刃の剣”(『ドラゴン桜』9巻・85限目より)

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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

偏差値30の龍山高校。東大コースとは別に設けられた基礎コースの生徒たちの成長が伸び悩んでいることを、桜木はすぐに見抜きます。その理由を「教師がホメすぎていること」だと断言します。

基礎クラスの生徒たちにとって、最初の目標は勉強の習慣を身につけ、学ぶ意欲を引き出すこと。そのために“ホメる”ことは、確かに必要なアプローチでした。

しかし、次第に“ホメられ慣れ”してきた生徒たちにとっては、その効果が薄れるどころか、むしろ信頼関係を損なうリスクすらある――桜木はそれを「両刃の剣」であると警鐘を鳴らします。

自分のためにホメてない?

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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

実際、基礎コースの生徒たちは、ホメても反応が薄くなってきていると、先生たちは口を揃えて言います。一所懸命ホメているという先生たちに対し、桜木は「『相手のため』ではなく『自分のため』にホメていたのでは?」と切り込みます。

ホメるのと「支配」は紙一重

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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク
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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

数字をあげている営業マンに対して、上司はホメるでしょう。しかし、ホメられればホメられるほど、部下の営業マンは「重荷」を感じてしまう可能性があります。なぜなら、上司はホメているように見えて、実はさらなる成果を求めているからです。

意識しているかどうかに関わらず、ホメるという行為は、相手を支配し、「もっと、もっと…」と無意識のうちに要求していることに他なりません。

重要な2つのキーワード

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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

続けて桜木は、信頼関係を築くためのホメるコミュニケーションのコツとして、「相手の存在を認める承認」と、「相手のしたことを一緒に確かめる確認」の2つを意識することが大切だと提唱します。

以下に、そのための具体的なテクニック10カ条をチェックしてみましょう。

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『ドラゴン桜』(c)三田紀房/コルク

部下との1on1や評価面談に使えそうなものばかり。気になった方はぜひ実践してみてください。


「ドラゴン桜」©︎三田紀房/コルク

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

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『ドラゴン桜』第9巻-85話を読む!
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