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セレブにも人気。話題の美容習慣「ドライボディブラッシング」の正しいやり方は?

  • 2025.3.14

グウィネス・パルトロウトレイシー・エリス・ロスが効果を絶賛する「ドライボディブラッシング」をご存知? 栄養学の専門家や機能性医療の医師など、健康や美容に精通した人々の間でも支持されており、Googleでの検索数もここ数カ月で5,000%以上急上昇している話題の美容法だ。

健康や美肌にさまざまなメリットがあると言われているこの習慣。私自身、過去に何度か試したことはあるものの、本格的に取り入れたことはなかった。でも、美容や健康のプロたちが夢中になっていると聞けば、真剣に向き合う価値はありそう。そこで、今回改めてドライボディブラッシングを本気で試してみることにした。

ドライボディブラッシングで、どんな効果が期待できる?

その名の通り、ドライブラッシングは乾いた肌にブラシを滑らせる美容法。顔ではなく、主にボディに行うのが一般的だ。「ドライボディブラッシングは、肌の角質を優しく取り除くだけでなく、デトックス経路を開き、リンパの流れを促進することで免疫力を高める強力なアーユルヴェーダの習慣です」と、赤色LEDフェイスマスクなどの美容・ウェルネス製品ブランドの ハイアードーズ(HIGHER DOSE)の共同創設者であるローレン・バーリンジェリは話す。

この美容法は東洋にルーツを持ち、伝統的な中国医学やアーユルヴェーダでも長年実践されてきたもの。最近のトレンドというより、長い歴史を持つ習慣であり、それだけ効果が期待できるということでもある。

リンパの流れを促して体内の老廃物を排出しやすくするだけでなく、ドライボディブラッシングには古い角質を取り除く作用や、むくみ・水分の滞留を軽減する効果、血行促進といったメリットがある。朝の習慣として取り入れられることが多く、寝起きのぼんやりした頭と体をスッキリ目覚めさせるのにも最適。さらに、「セルライト対策にもなる」との声もあるが、個人的に調べた限りでは、その点についての確かな根拠はまだ見つかっていない。

正しいブラッシングのコツ

効果的なボディブラッシングの方法としては、ブラシを軽く持ち、心臓に向かって優しく上向きに動かすのがポイント。まず足元から始め、徐々に上へ移動し、最後に手から胸に向かってブラッシングする。

ただ、やり方にはいくつかバリエーションがあるようだ。「私たちは、まず手と足から始め、小さな円を描くようにリンパ節へ向かってブラッシングすることを推奨しています」と、バーリンジェリは説明する。「お腹をブラッシングするときは、そけい部(脚の付け根)に向かって動かしてください」

最大限の効果を得るためには、運動前やサウナに入る前に行うのがベスト。また、1回3〜5分を目安に、週3回の頻度で取り入れるのがおすすめだという。

継続してわかったリアルな変化

これまでは断続的に取り入れる程度だったが、継続して実践することでその効果を実感できるようになった。肌のくすみが軽減され、明るく見えるのは、古い角質が素早く取り除かれるためだろう。特に朝のルーティンに取り入れることで、心身ともにリフレッシュできる点も魅力的だ。

さらに、「コントラストシャワー(お湯と冷水を交互に浴びる方法)」と組み合わせることで、運動後の活力が一段と高まることも分かった。推奨される5分間のブラッシングが難しくても、3分ほどでも十分な効果を実感でき、一日のスタートが快適になる。

初めて試す際には、ブラッシング後にチクチクとした刺激や軽いかゆみ、赤みを感じることがあるかもしれない。しかし、これは血行が促進され、肌表面に血流が集まる自然な反応であり、継続することで次第に落ち着いていく。そのため、初めの違和感にとらわれず、習慣として取り入れる価値があると考えられる。

結論:取り入れる価値はある?

手軽でコストもかからない美容習慣として、ドライボディブラッシングはぜひ取り入れる価値がある。目に見える効果だけでなく、体感できるメリットも多いため、個人的にもおすすめしたい。実際に続けることで、肌のトーンが均一になり、脚が少し軽く感じられるようになった(グウィネスのような完璧なラインにはまだ遠いが……)。また、朝の活力が増すのも大きなポイントだ。

さらに、毎日ほんの数分でも意識的に「自分の体のために良いことをする」時間を持つことは、思っている以上に重要だと改めて実感。次のステップは、ボディの保湿ケアをもっと深掘りしていこうと思う。

Text: Hannah Coates Translation: Makiko Yoshida

FROM VOGUE.UK

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