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工夫するだけでグッと簡単に?!「396+587」→あなたは暗算できる?

  • 2025.3.16
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繰り上がりのある足し算の計算は、計算ミスに注意しなければいけません。

そこで今回は、足し算を簡単に計算する方法を紹介します。計算が苦手な方は、ぜひこの記事を読んで、練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
396+587

「三桁の数+三桁の数」の計算です。

まずは電卓を使わずに、自分自身で正しい答えを出せるか挑戦してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「983です。

今回の計算の場合、二つの数が共に100の倍数より少し小さい数となっています。
(396は、400より4小さい。587は、600より13小さい)

このようなときに使える計算テクニックを紹介します。

396は、400より4小さく、587は、600より13小さいので

(1)400と600を足す(400+600=1000)
(3)4と13を足す(4+13=17)
(4)1000から17を引く(1000−17= 983)

計算の手順が増えているように思われるかもしれませんが、繰り上がりの計算がなくなったことで、暗算しやすくなります。

このように、足す数が100の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数どうしを足しましょう。

そして、そのあとで余分に足した数を引いて調整すれば、繰り上がりの計算をせずに答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

  396+587
=(400−4)+(600−13)
=400+(−4)+600+(−13)
=400+600+(−4)+(−13) 
=1000−17
=983

まず、「396」を「400−4」、「587」を「600−13」と考えています。その後、カッコを外して計算の順序を工夫しています。

慣れると暗算でも計算できるでしょう。

まとめ

繰り上がりのある足し算を工夫して計算する方法を紹介しました。このような計算が暗算でできるようになれば、日常生活でも便利ですよね。

ぜひ、他の問題にもチャレンジしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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