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小学生でも分かる問題にチャレンジ!「9182−5985」→暗算できる?

  • 2025.3.3
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「引き算」は小学校の低学年で学習するため、多くの方が計算方法を知っているはずです。

しかし、桁が大きくなったり、繰り下がりがあったりすると、計算が面倒だと感じることはないですか。

この記事では、繰り下がりのある引き算を簡単にするテクニックを紹介します。やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
9182−5985

「四桁−四桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。

まずは、自分自身で答えを出してみてくださいね!

解説

今回の問題の答えは「3197」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)9182から6000を引く(9182−6000=3182)
(2)3182に15を足す(3182+15=3197)

元の計算は、「5985を引く」という計算でしたが、「6000を引く」「15を足す」という計算になりました。

同じ引き算でも「6000」というキリのいい数にしたことで、暗算しやすくなりましたね。

そのあとの「15を足す」というのは、本来5985を引くところで6000を引いているので、引きすぎた15を戻しています。

このように、引く数が1000の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を引いてみましょう。

そして、そのあと引きすぎた分を足して調整します。

すると、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることができます。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。

9182−5985
=9182−(6000−15)
=9182−6000+15
=3182+15
=3197

まず、「5985」を「6000−15」にしています。

そのあと、カッコを外して「6000を引き、15を足す」としました。

カッコを外す前は「−(6000−15)」ですが、カッコを外したことによって「−6000+15」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

初めのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れると暗算でも計算が可能になりますよ。

他の問題でも、今回の方法を使ってキリのいい数を作り、暗算にチャレンジしてみましょう。

ぜひ繰り返し計算練習をしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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