今回は、小学校で習った計算問題に挑戦してみましょう。
大人になってからあまり計算問題に取り組むことがないので意外とやり方を忘れてしまっているかもしれません。
小学生ならスラスラ解けるかもしれない問題なので、しっかり復習して大人になってからも解けるようにしておきましょう。
問題
次の計算をしなさい。
14−(6+2)÷2
正しい計算順序を意識して解いてみましょう。
解説
この問題の答えは「10」です。誤った解き方をしてしまうと、9や3という答えが出てきてしまいます。
そうならないように、正しい計算順序を確認しておきましょう。
正しい計算順序
・最優先はカッコの中の計算から。
・続いて掛け算と割り算の計算を行う。
・最後に足し算と引き算の計算を行う。
※カッコの中の計算も掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算する。
正しい計算順序で計算してみると、まずはカッコの中の6+2からですね。次に割り算、最後に引き算の順で答えを出していきましょう。
14−(6+2)÷2
=14−8÷2
=14−4
=10
無事に計算を終えることが出来ました。
ちなみに、計算順序を間違えてしまうと誤った答えが出てきてしまいます。
二つ、誤った計算例を紹介するので、どこが違うのか考えてみてください。
14−(6+2)÷2
=14−8÷2
=6÷2
=3
これは、カッコの中の計算を先に行うところまでは正しいですね。しかし、次に割り算を計算しなくてはならないところを引き算から計算してしまっていますね。
14−(6+2)÷2
=8+2÷2
=8+1
=9
これは、カッコの中の計算を無視して14と6の引き算を先に行ってしまっています。足し算よりも先に割り算を計算するということは守れていますが、その前段階で間違えてしまうと最終的な答えも間違えてしまいますね。
まとめ
今回は、カッコが含まれた計算問題を出題しましたが、計算方法や計算順序を覚えていましたでしょうか。
他にも間違え方はたくさんあります。正しい計算順序で計算できるように意識しておきましょう。
計算順序を忘れていたという方は、ぜひ他の問題にもチャレンジしてみてください。
※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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