小学生でも分かる問題にチャレンジ！「(11−1)+10÷5」→正しく計算できる？

小学生レベルの計算問題でも、大人が間違ってしまうことは意外とあるものです。

原因の一つとして考えられるのが、計算の順番。算数の問題は正しい順番法則で計算できていないと、正解することはできません。

さて、今回の問題、あなたは間違えずに計算できるでしょうか。

問題

次の計算をしてください。
(11−1)+10÷5

正解は、「12」です。

4と答えてしまった人は、残念ながら不正解です。

以下で、この問題の「ポイント」となる正しい計算の順番を確認してみましょう。

この問題のポイントは、「()の中→割り算→足し算」の順番で計算することです。

計算の優先順については、次のルールに従う必要があります。

<計算の優先順>
1.()の中
2.掛け算、割り算
3.足し算、引き算

※同じ優先順のものがあれば、左から順に計算します。

早速やってみましょう。

まずは、()の中の引き算からスタートします。

(11−1)+10÷5
=10+10÷5

()の表記は目立つので、ここまでは間違いなく計算できたという人も多いかもしれませんね。

問題は次です。冒頭の足し算が簡単そうなのでついつい計算してしまいそうになりますが、これは後回し。計算の優先順に従って、割り算から計算しましょう。

10+10÷5
=10+2

最後に残った足し算をすれば、計算は終了です。

10+2
=12

これで答えが出ましたね。

今回の問題、正しい順番で計算できたでしょうか。

10+10÷5=20÷5としてしまうと、答えが4になってしまいます。計算の優先度が高い部分といえば、()の中に注目しがちですが、「掛け算・割り算」を「足し算・引き算」より先に計算することも忘れないようにしましょう。

他の計算問題にも、ぜひ挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。