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水族館だけじゃなかった!幼児期を「コロナ禍」で過ごした次女が、知らなかった世界【猫の手貸して~育児絵日記~ Vol.71】

  • 2024.11.22

ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! 10歳、6歳、1歳の三姉妹の母をしております、ぴなぱと申します。

今回はわが家の次女のお話。

2020年1月に最初の国内感染が確認された新型コロナウイルス。

あっという間に感染は広がり、同年4月には最初の緊急事態宣言が発令。

2023年5月に5類に移行するまでのおよそ3年間、大人の私たちにとってはその間ずっと『非日常』の日々でした。

「やっと普通の生活ができる」「コロナ禍以前の日常が戻ってきた」そんな言葉もよく耳にします。

しかし、次女にとっては違います。

コロナ禍が始まった2020年、次女は2歳になる直前。

ちょうど物心がつく時期にコロナ禍が始まり、コロナ禍の中で育ちました。

次女にとってはコロナ禍こそが日常で、それ以前の『普通の生活』というものは記憶にないのです。

先日もハッとする出来事がありました。

私の母が急に思い立って水族館に行こうと誘ってきたのですが、それを聞いて次女は「自分は水族館を知らない」と。

厳密に言えば次女は水族館に行ったことがないわけではありません。

ただ、行ったことがあるのはコロナ禍前で、次女はまだ0~1歳。

記憶にないのは当たり前です。

長女も当然コロナ禍を経験したわけですから、次女と同じ期間水族館には行っていないのですが、当時4歳前後(&それ以前にも何度か行ってる)だった長女には「水族館に行ったことがある」という記憶が残っています。

水族館だけじゃありません。

地域のイベントなどもずっと開催が見送られていたため、次女が初めて夏祭りに行ったのは5歳になってから。

こども園の行事も見送りか開催できても縮小されていたので、全学年そろっての運動会やおゆうぎ会は年長のときが最初で最後。

遠方の祖父母の家にはまだ行けていないし、遊園地やテーマパークも長女の小さいときに比べたら行ったことない場所がたくさんあります。

いろんな場所に連れて行ったりいろんな経験をさせてあげることが必ずしも親の義務であるとは思いませんが、もう小学生になった次女が「始めて来た!」「初めて見た!」とキラキラした顔で言うたび、「この歳まで経験させてあげられてなかったのか…」と少し切なくなります。

どの世代にとってもコロナ禍は大きな影響を及ぼしましたし、次女の世代がひときわ大変な目にあったとは言えません。

むしろ低年齢だった分、本人たちは影響を受けたとも感じていないかもしれません。

だけど私は「コロナのせいで○○ができなかった」と言える長女より、水族館を知らない次女の方が切なく感じるのです。

初めての水族館はとても楽しかったようで、帰りがけに「またいつか来たいなぁ」と言っていました。

今回行ったのはうちから電車で1時間足らずの距離にある水族館で、行こうと思えばいつでも行けます。

私自身コロナ禍のせいにして出不精になっていた部分も少なからずありますし、それこそ私が『コロナ禍以前の日常』と思っていることでも次女にとってはワクワクする『非日常』だったりするんだよなと反省しました。

今回の水族館もまた行こうと思うし、もっと大きな水族館にも行こうと思うし、ほかにも次女がまだ行ったことのない場所にこれからいろいろ連れて行ってあげたいなと思っています。

(ぴなぱ)

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