どこから計算するのが正解？「10−4×3÷6」→正しく計算できる？

算数の問題を、正確にこなす力は重要です。

しかし、正確に計算するためには、計算のルールを知っている必要があります。

さて、今回の問題、あなたは正解できるでしょうか？

問題

次の計算をしてください。
10−4×3÷6

解答

正解は、「8」です。

あなたが出した答えと一致したでしょうか。

次の「ポイント」で、どのように計算すればよいのか確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「計算の順序」です。

複数の演算記号が含まれた式では、どこから計算を始めたかで答えが変わってきます。

10−4×3÷6

この問題の場合、冒頭の10−4から計算するのは間違いです。計算の優先順は次のように決まっているからです。

1. ( )の中
2. 掛け算、割り算
3. 足し算、引き算

同じ優先度の計算がある場合は、左から先に計算します。

このルールに従って今回の問題を見ていくと、4×3のパートから計算するべきだと分かります。

10−4×3÷6

次に、掛け算のすぐ後の割り算を計算し、最後に優先度が最も低い引き算をします。

では、計算過程全体を見てみましょう。

  10−4×3÷6
=10−12÷6
=10−2
=8

これで答えを出せましたね。

まとめ

今回の問題では、計算の順序がポイントになりました。

計算は、( )の中、掛け算・割り算、そして足し算・引き算の順に行うルールになっています。足し算や引き算が冒頭に登場しても、すぐに計算するのではなく、式の中により優先順の高い計算がないかを確認することが大切です。

ぜひ他の問題にも挑戦して、忘れている計算ルールがないかを確認してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

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文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

監修：株式会社かえでプロダクション（公式HP）

「編集技術で過去と未来をつなぐ」小学生・中学生・高校生の学習用教材を執筆・編集・校正する編集専門のプロダクション。英語・算数/数学・国語・理科・社会の主要５科目のテキストやドリル、テストや模試、デジタル系の教材など幅広く制作。教材からできる教育を目指し、教育業界を支える会社。会社独自の福利厚生が充実しており、社員が働きやすい環境を整え、新しい働き方で第三者機関から認定を受けている。

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