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演出の自由度が高すぎる…話題のアニメ、“まさかのOP”に視聴者から称賛の声「もう10回はみてる」「すごいことしとる」

  • 2025.5.9
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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

篠原健太による漫画を原作としたTVアニメ『ウィッチウォッチ』。第3話では、オープニングをさらにパワーアップさせようとした若月ニコの魔法が失敗してしまったという設定の“特殊オープニング”が初披露され、視聴者を沸かせた。また、次回予告では『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の伝説となっている“ネタバレ次回予告”のパロディもあり、遊び心にあふれた回となった。

「分かるかあ!」ニコの知り合い?突然現れたカラスの使い魔・風祭監志

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

乙木守仁(おとぎもりひと)の家に、ニコの持ち物である大量の漫画が入った荷物が届く。段ボールを運ぶため、魔法「ダブリード」を使って2人に増えるニコ。しかし、身長も半分になってしまい、筋力も半分になっていた。ひとつの段ボールを2人で運ぶニコに、「待て待て待て待て意味ねえ」とツッコミを入れるモリヒト。「ダブリード」のデメリットを説明するが、考える力まで少なくなったニコはよくわかっていない様子だ。

さらに「ダブリード」を使い、4人に増えたニコ。だが、やはりひとつの段ボールを仲良く4人で運んでいる。しびれを切らしたモリヒトは、結局ニコの代わりに荷物を運ぶのだった。

届いた荷物の中には、ニコの母からモリヒト宛ての手紙があった。そして、手紙の最後には「犬と雨滴が災いをもたらす」というニコについての新しい予言が書かれていた。ニコを守るため、警戒を強めるモリヒト。

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

雨の中、ニコとモリヒトが出かけていると、2人のあとをつけるあやしい人物が。犬の覆面をかぶったその男は、風を操ってモリヒトに襲いかかる。男の背後をとり覆面を取ると、「誰?」とモリヒトのまったく知らない人物が現れた。「紹介するよ。カンちゃん」「分かるかあ!」ニコによると、男の名前は風祭監志(かざまつりかんし)というニコを守るためにやってきたカラスの使い魔だった。

第3話についてSNSでは「どんな時でも笑顔になれる精神安定剤」「相変わらずパロディが直球」「誰でも見やすい」との声が。ニコの無自覚なボケに対するモリヒトの鋭いツッコミが笑いを誘った。

色がついていない!?視聴者を驚かせた“特殊オープニング”

第3話のオープニング映像には、今までにない斬新な変化が。なんと、オープニングのアニメーションの原撮バージョンが流れたのだ。オープニングの最初にニコが魔法をかけるのだが、その魔法が失敗してしまい……という設定の“特殊オープニング”だ。

タイトルロゴの近くには「演出さまへ」「色指定さま」というコメントもそのまま入っている。色がついていない状態のキャラクターや背景に加え、右上には「原撮」「LO撮」の表示も。特殊オープニングについてSNSでは「すごいことしとる」「もう10回はみてる」「OP万策尽きたのかと思ったらニコが魔法かけてた」「まさかの特殊OP」「遊び心が凄い、OP二度見したぞ」との声があがった。

また、エンディングの後に流れる次回予告では、「次回、城之内 死す」「誰やねん!」というモリヒトと監志のコミカルな掛け合いが。この「次回、城之内 死す」は、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の伝説と呼ばれている次回予告のパロディだ。次回予告でありながらメインキャラクターが死ぬという最大のネタバレをしてしまったことで大きな話題を呼び、今なお語り継がれている。

次回予告のパロディについてSNSでは「城之内死すがトレンド入ってたの何かと思った」「さすがに意表を突かれた」「OPから次回予告まで、端から端まで楽しかった」との声が。これからも、特殊オープニングや次回予告でさまざまな仕掛けがありそうな予感。まだ序盤だが、遊び心いっぱいの演出から『ウィッチウォッチ』に対する制作陣の愛が伝わってくるのだ。


ウィッチウォッチ
ABEMAにて毎週日曜日夜9時より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/593-12
【(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari