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大人が意外と知らない「図形のうち台形はどれ?」→分かったらスゴいかも?!

  • 2024.9.24
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問題

下の5つの四角形のうち、台形はどれでしょうか?
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解答

正解は「全部」です。

解説

びっくりしましたか?

左から順に、赤→正方形、黄→長方形、緑→平行四辺形、青→(等脚)台形、紫→ひし形という呼び名が一般的かもしれませんね。
でも、どれも台形の定義を満たしているので、台形と呼んでもいいのです。

台形の定義は「少なくとも向かい合った1組の辺が平行である四角形」。どの四角形も、1組か2組の向かい合った辺が平行になっていますよね。

特別な台形

台形の中でも「向かい合った2組の辺が平行」であるものが平行四辺形、平行四辺形に「すべての角が同じ(=直角)」という条件を加えたものが長方形、「対角線が互いの中点で交わる」という条件を加えたものがひし形、さらにその両方、つまり「向かい合った2組の辺が平行」「すべての角が同じ(=直角)」「対角線が互いの中点で交わる」という3つの条件を満たしているものが正方形です。

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ちなみに四角形の定義は「平面上で4本の直線に囲まれた平面の一部」。
問題にでてきた5つの図形は四角形の定義も台形の定義も満たしているのに、「5つの四角形」と呼ぶことに違和感がなく、「5つの台形」と呼ぶのは何となく慣れないのが不思議な気がします。

いろいろな呼び名

図形も、どの特徴に注目するかで呼び方が変わる場合もあるのです。


文・編集:河野梓(ずーさん)

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「わかるって楽しい!考えるって面白い!」を合言葉に算数の教材や算数ナゾトキ、算数クイズを作っています。考え抜く力を育む 教えてくれない!?算数パズル塾Pazoo主宰。3児の母。

監修:横山明日希
株式会社math channel代表。老若男女問わず幅広く数学・算数の楽しさを伝える「数学のお兄さん」として活動。公益財団法人日本数学検定協会認定幼児さんすうシニアインストラクター。

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『"体験"を通して、算数・数学を身近に』を理念に掲げる算数・数学コンテンツ企画グループ。 算数・数学の楽しさを伝える活動を約10年間続ける「数学のお兄さん」こと横山明日希が代表、プログラムの監修を行なっています。学校や塾とも一味違った切り口や内容を扱った算数コンテンツの展開を通して、これまでなかった「新しい算数・数学の学び」の機会を全国各地の人々に提供中。


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